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ROAD  作者: たけまる
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第五話

「鬼頭さん…斑目仁の排除命令は取り消します。」

宗家はおやっさんの切り落とした

指を拾い。

続けてこう言った。

「その代わり斑目仁は破門

鬼頭組は三次団体に降格(こうかく)

そして鬼頭さんあなたは組から抜け本家相談役になってください。

そして二代目鬼頭組は熊井さんお願いします。」

熊井の頭がこう言う。

「待ってください。いくらなんでも

そんな話飲めません」

「なら排除ですね。

鬼頭さんがせっかく指を落としたのに

それを不意にするんですね。

よろしいんですか?」

宗家は冷酷な目で熊井の頭に圧をかけた。

熊井の頭が躊躇(ためら)っていると

おやっさんが切り落とした指を押さえてこう言った。

「分か…りま…した」

宗家は内ポケットから白いハンカチを出して

おやっさんの指を止血しながらこう伝えた。

「鬼頭さん安心してください。

彼には谷原とゆう優秀な弁護士をつけます。

入ってきてくれ」

怯えながら部屋に入ってくる谷原。

そして宗家はおやっさんに伝えた。

「我々も裏取りをして彼が無罪になるよう

努力しますのでどうか協力しましょう。

実はもう谷原先生に相談していたのでお願いしますよ。谷原先生。」

怯えながら答える谷原

「…………はい」

これが事の顛末(てんまつ)だと谷原は俺に伝えてきた。

「おやっさん...」

俺は座り落ち込んでしまう。

「これが私から言える事です。天翔會さんはもうあなたを見捨てたのです。それと鬼頭さんからあなたに伝言です。」

「おやっさんから?」

「罪を認め塀の中に居ろと」

「えっ?」

谷原は眼鏡をかけ直してこう続けた。

「天翔會とゆう後ろ楯が無い今皆がお前を狙っていると…私から言えるのはここまでです。」

俺は返す言葉も見つからなかった…

すると谷原はこう言ってきた。

「私が検事や裁判官にお願いして

君を独房で誰とも接触しないように便宜を図らうから。」

俺はもう何を信じていいのか分からなかった

「谷原さんもうなんでもいい

俺は疲れた

後の事はあんたにまかせる。」

そう言って面会室を出た。

その後の事はほとんど覚えてない。

俺は天翔會からもおやっさんから見放されたんだ。

裁判が始まり

俺の刑期が決まった。

挿絵(By みてみん)

「被告人を懲役十年とする。」

裁判官は俺にこの判決を下した。

ヤクザ者の俺にとっては短い刑期だった。

谷原が方々にかけ合ってくれたのだろう、

拘置所でも雑居房ではなく

独房にしてもらって。

谷原には感謝してる。

俺の為に動いてくれたのだから。

でも俺はここで死んでもいいと思った

だが

おやっさんのあの手紙で

暖かく優しい気持ちになった

それと同時にあの事件の事が

頭から離れなかった。

俺は無性に腹が立った

借金をしてるからと言って

カタギを殺す事なんて俺は

絶対許さない。

殺った野郎だけは

死んでも見つける。

おやっさんに会えるんだったら

何もかもが終わった後に会おう。

出所の日

「五六七五番いや……

斑目仁出所だ」

「お世話になりました。」

「もう二度と戻ってくんなよ」

俺は頭を下げて門から出た。

挿絵(By みてみん)

俺はその足で

天鳳街に戻った。

天鳳街 天上(てんじょう)通り

俺が育った街

懐かしい光景

懐かしい匂い

俺は帰ってきたんだ。

入口を通って街の中に入る俺。

挿絵(By みてみん)

朝になり

とある路地裏。

事務所に荷物を置き

外に出てくる二人

「いよいよだね爺(じい)や」

「はい。これからですね。お嬢様」

株式会社リリーと描かれた

看板の前で話す二人。

俺はこの時まだ

あんな事になるなんて思いもしなかった。

挿絵(By みてみん)







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