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ROAD  作者: たけまる
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第四話

おやっさん、熊井の頭、澤田の三人は

天翔會本家に着いた。

ここは本家が経営している天翔ホールディングス。

様々な企業に貸している高層ビルだ。

挿絵(By みてみん)

部屋に入ると幹部陣が勢揃いしている。

「思ったより早かったですね。鬼頭の叔父貴」

右端に座り物腰が柔らかい言い方で

おやっさんを見ているこの男は

「軍師 岩城」の異名を持つ。

天翔會直系岩城組組長

本家若頭補佐 岩城剛(いわしろつよし)

挿絵(By みてみん)

「僕も忙しいのに来たんだから

来ないとダメでしょ?」

不気味な笑みで真ん中に座る

巨漢の男が言った。

この男は「首切りの東金」で有名な

天翔會直系東金一派 総帥(そうすい)

本家若頭補佐 東金満(とうがねみつる)

挿絵(By みてみん)

「澤田…てめぇは下がれ」

左端に座りタバコを吸いながら

澤田に圧をかけるこの男は、

「不動明王 阿久津」こと

天翔會直系阿久津組組長

本家若頭 阿久津虎太郎(あくつこたろう)

挿絵(By みてみん)

「それでは失礼します。」

頭を下げ部屋を出る澤田

おやっさんが先陣を切って話す。

「皆様遅くなり大変申し訳ない。」

岩城がこう伝える。

「とりあえず座ってください。話はそこから。」

おやっさん達が座り幹部会が始まった。

「鬼頭の叔父貴今回の件についてどうするつもりで?」

岩城がおやっさんに問いかける。

「今裏取りを若衆にやらせている

その為にもう少し待って欲しい。頼む。」

頭を下げてお願いをするおやっさん。

「裏取り?必要ないよね?

斑目君をバラして終わりにしようよ」

不気味な笑みでおやっさんに話す東金。

頭を下げたまま堪えてるおやっさん

「頭をあげてください。鬼頭の叔父貴

東金もその辺にしとけ」

岩城は丁寧な口調で二人に告げた。

頭をあげるおやっさん

熊井の頭が間に入りこう言う。

「我々も先程連絡をもらったので

今裏取りをしないと全てが手遅れになります。

斑目仁の処罰は裏取りをしてからでも遅くはないと思います。

どうかそれでお願いします。」

そう答えると岩城は熊井の頭に向かってこう言った。

「借金していたとはいえカタギを殺ったんですよ…

熊井さんの気持ちも分かるが

我々としては天翔會の面子(めんつ)を守る必要があるですよ。

だからこそケジメとして斑目の排除でいいと我々は考えてます。」

熊井の頭は岩城に圧をかけ問いかけた。

「面子?面子を守る為なら簡単に人を殺るんですか?それならせめて破門か絶縁でしょ?それがケジメではないでしょうか?」

しかし答えたのはこの男。

「ち・が・う・よ 熊井君

斑目仁君は僕達の顔つまり天翔會に

泥を塗ったんだよ?

これはダメな行為だよね?

殺るしかないよね?

彼には責任を取ってもらわないとね♡

もし君の所で殺らないのなら

この僕が責任を持ってやらせてもらうよ。」

東金は笑いながらそう言ってきた。

「東金の叔父貴は少し黙って貰えますか?」

「おい!熊井てめぇ立場を弁えろ」

タバコを消しながら熊井の頭に圧をかける阿久津

続けてこう言った。

「カタギを殺って、はいそうですかで

下への示しがつかねぇだろ?

それとも何かお前が腹切って詫びるか?あぁ?」

凄まじい圧をかけて阿久津は言った。

熊井の頭も圧をかけて阿久津に反論する。

「じゃあカタギを殺ってなかったらどうなさるおつもりですか?」

「なんだとてめぇ?俺に喧嘩売ってんのかコラッ?」

灰皿を持ち立ち上がる阿久津

熊井の頭も立ち上がり凄まじい圧でこう言った。

「頭、殺るなら徹底的に殺りますよ?」

睨み合う二人

挿絵(By みてみん)

その時だった

「待ってくれ!」

今まで静かだった

おやっさんが堰(せき)を切ったように

幹部陣の前で

挿絵(By みてみん)

土下座をしたのだ。

「今一度裏取りができるまで待って欲しい。頼む」

これを見た岩城は

「鬼頭の叔父貴これはもう決定事項なんですよ」

「それならこれでどうだ」

おやっさんは懐から短刀を握り締め

小指を切ってみせたのだ。

一同は驚いたが

おやっさんはこう言った。

「もう少し……待って……くれ…その為これを納めて………くれ…頼む」

一同静まり返っていると。

窓際で外を眺めていた男がこう言った。

「分かりました。排除命令は取り下げます。」

岩城が言う。

「よろしいんですか?会長」

「問題はないだろう」

この男こそ若くして

関東最大暴力団組織の頂点になった男

天翔會四代目会長

宗家柊司(そうけしゅうじ)

挿絵(By みてみん)





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