第十話
「あんたが情報屋?」
俺は驚いてしまった。
するとエマが立ち上がり
中央のソファに座ってこう言ってきた。
「そう意外?まぁ…あんまり表舞台に出ないから私」
すると江田がエマに尋ねた。
「社長なんか飲みますか?」
「じゃあミルクお願い〜斑目さんも座って」
俺はエマに言われた通りソファに座る。
「あっ!斑目さんタバコも吸っていいっすよ〜」
灰皿を渡されたので
タバコに火をつけた。
するとエマは俺にある資料を渡してきた。
「これイイダシンイチさんを殺した犯人達の情報〜」
「こんなにあっさり分かるもんなのか?」
「へへ…意外でしょう?私こう見えて優秀だったりして」
江田がえまの前にミルクを出す。
「社長、ミルクです」
「ありがとう〜江田。」
俺は一つ疑問があった。
「今犯人「達」と言わなかったか?」
「うん、言ったよ。だってイイダシンイチさんを殺した犯人達は三人。
しかもその内の二人は
斑目さんあなたは会ってるよ〜」
そうエマが言うと、
手に持ってたミルクを一口飲んだ。
俺はすぐにエマから受け取った封筒を開けた。
中から一枚の写真が出てくる。
そこに写っていたのは、
この前昼間の公園で会った学生二人じゃないか
「こいつら……」
驚きを隠せないでいると、
エマが説明をしてくれた。
「そう! 斑目さんが昼間の公園で痛い目に遭わせた学生君達。確か名前は金髪が岡島辰樹。もう一人が三島圭介。」
エマは資料に目を落としながら、さらに続けた。
「この二人どこにでもいる小悪党みたいでも、
今はあるチームで匿ってもらってるみたいよ。」
「あるチーム?」
「えっとね〜あっ!イエローダンプね」
「イエローダンプ?」
するとエマが江田を見て何かを頼んだ。
「江田〜イエローダンプの資料お願い〜」
「はい。」
江田はすぐにイエローダンプの資料を
エマに渡した。
「これがイエローダンプのリーダー」
俺は1枚の写真を渡された。
カラーギャングチーム リーダー
牧田圭人 通称「KATE」
「こいつがこの二人を匿っているのか?」
「そ〜だね、二人の学生さんはイエローダンプにいるみたい。」
俺はある疑問をエマに聞いてみた。
「さっきあんた犯人達は三人って言ってたよな?
あと一人は誰なんだ?」
エマはまたミルクを一口飲んでからこう答えた。
「それはKATE自身よ。
学生君達を使ってシンイチさんを殺す所を動画や写真に収めていたのそれを、
KATE自身が裏サイトにアップしたのを
私達が手に入れてそこから特定したの」
「こいつはイカれているのか?」
「かなりイカれてるよこいつ〜
裏サイトには暴行の動画や強姦の動画
反吐が出る様な物ばっかりアップしてる
それをネタに金銭要求もしてるみたい
ほんとクズみたいな男だね〜」
「なんでこの二人はこんな野郎の所に?」
「金銭要求か警察に駆け込まない為かの二択だと思うけど〜
どっちにしてもこの二人そんなに長くないと思うよ」
「なんでだよ?」
するともう一枚写真を俺に見せてくれた。
「これはKATEがある人物といる所を撮ったやつ」
「これは東金の兄貴……」
「そう〜斑目さんが
よ〜く知ってる人物。
東金一派の総帥 東金満
しかもイエローダンプのケツ持ちをしてる」
「あの変態がケツ持ち?」
「これ相当やばい状況だよね〜」
「イエローダンプのヤサに心当たりはあるか?」
するとエマは地図ともに教えてくれた。
「街の外れにある廃工場が彼らの溜まり場だよ〜」
地図を受け取り
俺はその場から行こうとした。
「エマと言ったな
色々とすまない
ありがとうな謝礼金はまた後で支払いにくる」
「は〜い、斑目さん……
いや仁ちゃんまた会おうね〜」
俺はクラブBLACK DIAMONDを後にした。
まさかここで東金の兄貴が出てくるなんて
これはやばい状況かもしれない。
あの人はミスも嘘も許さねぇ。
「首を切る」って言ったら、
まさに文字通りの事をやる人なんだよ、
あの男は……。
急がねぇと大変な事になっちまう…。
同日 夜
「組の金、持ち逃げしようなんてダメだよ〜
今夜は楽しもうね♡」




