カナダスキーバム生活
大原鉄工所でのインターンシップが終わった。春まで約1.5カ月、これまで同様、スキー場でスキーインストラクターとして働くか、迷った。
今年は準指導員に合格、一区切りだった。今までとは違う何かを求めていた。
カナダでのスキーバム生活(働かずひたすらスキーをする生活)を思いついた。英語勉強の鬼と化していた僕にとってスキーをすることと同じぐらい大事だったのは英会話の上達。せっかくカナダに行くのだから日本人がいない場所がよかった。ジャスパーのマーモットベイシンに行くことにした。
冬はマイナス30℃にもなるカナダ。予定は未定だと本当に死にかねない。今度は事前にインターネットで宿を予約。イギリス一周の時よく使ったユースホステルは自炊ができ、友達ができる。
スキー用具一式と着替えなど大きな荷物を持ちカナダのカルガリー空港に降り立つ。長距離バスで約7時間、ジャスパーに到着。ユースホステルは市街地から少し離れた山の上にあったので食料の買い出しの度に片道30分ほど走った。
スキー場までは毎日ヒッチハイク。最初はスキー板やブーツを持って麓まで20分ほど歩き、ヒッチハイクをした。すぐに、スキー場で働く友達ができ、用具を倉庫に置いてもらった。
寒い中毎日走ったり、スキーなど重い荷物を担いで歩いたりしたからか、ぎっくり腰になった。
あの日も町へ走って買い物。すると突然の激痛が腰を襲う。町とユースホステルのちょうど真ん中。誰もいない森の中。一歩も動けない。でも動くしかない。激痛でうめき声をあげ、5歩進んでは休み、10歩進んではうめき声をあげた。
3-4時間ぐらいはかかったか。何とかユースホステルまでたどり着きベッドへ直行。ひたすら横になり再びスキーができるまで数日間かかった。
スキーは最高に楽しかった。ローカルの友達とひたすら急な斜面、崖、森の中を一緒に滑る。バックカントリースキーにも連れて行ってもらった。日本の技術一辺倒とは全く違う、自然を純粋に遊ぶスキー。小学生の頃、ただ純粋に滑るのが楽しくて、リフトの上でおにぎりを食べながらひたすら滑っていたあのころを思い出した。
日本での努力の甲斐あり、自分を英語で表現すること、友達同士の英会話を理解することは格段に進歩。多くの友達と一生の素敵な思い出ができた。




