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1ミリの光線しか出せない私が、能力ランキング22位を殺した日から全てが始まった  作者: eutoria


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第82話 バレる

「さようなら」


「第9位」


レイにそう言われた後。


モルドは落ち続けていた。


暗闇。


風の音。


そして。


ドン。


ようやく底へたどり着く。


モルドは顔をしかめた。


上を見る。


だが。


入口の光はほとんど見えない。


豆粒ほどだった。


しかも。


その光も。


マッドによって蓋をされた。


「くそ……」


ナイフを壁へ突き刺す。


登ろうとする。


だが無理だった。


能力『無傷』


傷付かないだけ。


飛べない。


腕力も増えない。


こんな場所では何の役にも立たない。


「くそ!!」


「くそぉぉぉぉぉ!!!!」


叫ぶ。


声だけが虚しく響いた。


そして。


モルドが地面へ座り込んだ時だった。


ブワァン


空間が歪む。


黒い裂け目。


そこから一人の男が現れた。


「お前がモルドだな」


モルドは即座にナイフを構える。


「なんだお前は?」


男は落ち着いていた。


「お前を仲間に迎えに来た」


「仲間?」


モルドが眉をひそめる。


男は頷く。


「そうだ」


「我らは『グリッチ』」


「ランキング者を全員殺す組織だ」


モルドが笑う。


「なんだ?」


「ディバイドと同じか?」


男は首を振る。


「違う」


「奴らはランキングを乗っ取ろうとしているだけだ」


モルドが驚く。


ディバイドの目的を知っている?


男が少し笑う。


「俺たちは世界の裏側を見ている」


「ディバイドの会話も筒抜けだ」


モルドが眉をひそめる。


男は続けた。


「リーダーは第4位」


「副リーダーは第19位」


「第40位と第78位が幹部」


「全て把握している」


モルドが驚く。


「なっ……」


「なんだその情報は?」


男は空間を指差した。


「俺について来い」


「どのみち」


「お前が助かる道はここしかない」


モルドは辺りを見渡した。


土の壁。


暗闇。


出口はない。


「……いいだろう」


モルドが立ち上がる。


「仲間になってやる」


口元が歪む。


「俺の暇を埋めてくれそうだしな」


そう言って。


モルドは空間へ足を踏み入れた。











能力ランキング第89位。


マグ。


目の前には。


第8位ノクリア。


第7位カイ。


第5位ノア。


三人が集まっていた。


「モルド」


ノクリアが鋭い目を向ける。


「貴様は死んだはずでは?」


モルドが笑う。


「俺の能力は『無傷』だぜ?」


肩をすくめる。


「死ぬわけねぇだろ」


カイが一歩前へ出る。


「ディバイドか?」


モルドが大声で笑う。


「その通りだ!!」


そして。


黒いフードを被る。


ナイフを取り出し。


一気に飛び出した。


だが。


ゴゴゴゴゴ。


巨大な鉄壁が出現する。


モルドの進路を塞いだ。


「チッ」


モルドが舌打ちする。


「お前ら相手は骨が折れるな」


第7位カイ。


能力『城塞』


最強防御。


モルドのナイフでは近付くことすら難しい。


ノクリアが言う。


「モルドがディバイドなのは間違いないな」


冷静だった。


「だが」


「アストラを呼べば終わる」


第4位アストラ。


能力『能力無効』


モルドの天敵。


だから。


ノクリア達は焦っていなかった。


だが。


モルドが笑う。


「アストラは来ないぜ!!」


ノクリア達の表情が変わる。


「なぜだ?」


カイが聞く。


モルドは楽しそうに叫んだ。


「アストラはディバイドのリーダーだからな!!」


沈黙。


ノアが初めて顔を上げる。


カイの目が細くなる。


そして。


ノクリアの表情から余裕が消えた。

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第四位ってやっぱ、、、
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