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1ミリの光線しか出せない私が、能力ランキング22位を殺した日から全てが始まった  作者: eutoria


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第47話 最上位会議

最上位会議会場。


巨大な円卓。


その周囲には八人の男女が座っていた。


能力ランキング。


世界の頂点。


最上位会議のメンバーたちである。




第2位。


ドルガン。


身長三メートル。


体重五百キロ。


熊のような巨体。


だが脂肪はほとんどない。


鍛え抜かれた男。


世界の支配者と呼ばれている。




第3位。


クロノ。


長い顎髭を蓄えた老人。


穏やかな笑みを浮かべている。


国をすぐに滅ぼす力を持つ男。


第30位ギルが全く歯が立たなかった。




第4位。


アストラ。


派手な化粧。


長いツインテール。


短パンにオフショルダーを着た女。


ディバイドのリーダー。




第5位。


ノア。


七歳の少女。


白いワンピースを着ている。


過去に第26位を瞬殺したことがある。


緑の支配者と呼ばれている。




第6位。


ネメシス。


白髪の若い男。


常に顔が偉そうに上を向いている。


第87位を殺したことが物議を呼んでいる。




第7位。


カイ。


黄色い髪の男。


この順位でただの兵士をしている、珍しい存在。


最高防御と呼ばれている。




第8位。


ノクリア。


軽装備で兵士のような服装。


凛とした雰囲気を纏っている。


至高の女王と呼ばれている。




第9位。


モルド。


黒髪の青年。


パッとしない見た目。


監獄の長をやっている。




ドルガンが口を開く。


「これで全員だな」


アストラが手を挙げた。


「第1位と第10位はー?」


ノクリアが答える。


「第10位は欠席だ」


「第82位を弄び殺した件でな」


アストラがおでこに手を置く。


「うわー」


「やっちゃったかー」


ネメシスが鼻で笑う。


「第1位はいつもの欠席さ」


誰も反論しない。


当然だった。


第1位は来ない。


それが当たり前になっていた。


ドルガンが机を叩く。


ドン。


会場が静まる。


「では始める」


最上位会議が始まった。


まず。


全員へ資料が配られる。


ドルガンが言う。


「順番に見ていけ」


紙をめくる音が響く。


そこに記されていたのは。


能力ランキング死亡者一覧だった。




死亡者一覧(昇順)


順位  名前   死因


15位 ライゼン 大合戦


21位 ルナ   自殺


22位 ブラッド 不明


25位 アクア  大合戦


26位 グリーン 5位


27位 ロア   大合戦


30位 ギル   大合戦


35位 イグナ  2位


36位 ファング 大合戦


37位 ミラー  大合戦


45位 アーク  3位


47位 マリン  ディバイド


49位 ストーム 大合戦


51位 ゼノ   不明


57位 フロスト 17位


62位 ナギ   大合戦


63位 ステップ 不明


66位 イヤーズ ディバイド


67位 トレイル 大合戦


68位 ルクス  ディバイド


70位 フレイム 大合戦


73位 ペブル  ディバイド


79位 バブル  ディバイド


82位 ショック 10位


84位 サーモ  ディバイド


87位 サンド  6位


93位 ロック  ディバイド


95位 アニマ  30位


96位 スパーク 大合戦


99位 ミスト  大合戦




「これはひどいな」


モルドが眉をひそめる。


そこに書かれていたのは。


能力ランキング者三十名の死亡記録だった。


ノクリアが資料を見る。


「私が知らない者ばかりだ」


「最近死んだのか?」


少し首を傾げる。


クロノが笑う。


「先の大合戦で大量に死んだようじゃな」


モルドも頷く。


「第15位と第25位まで死んでいる」


「異常だ」


ノアが嬉しそうな顔をする。


「三十人も植物に返ったんだね」


小さな声だった。


ドルガンが腕を組む。


「大合戦にもディバイドが絡んでいた」


顔が険しくなる。


「そろそろ本気で潰さないとな」


重い言葉だった。


すると。


アストラが手を挙げる。


「ディバイドは潰すとしてぇ」


全員を見る。


「穴埋めどうするのー?」


アストラの目的はそこだった。


三十人。


大量の空席。


ネメシスが大きくため息を吐く。


「めんどくさいなぁ」


椅子にもたれかかる。


「三十人も選び直しなんて」


すると。


クロノが笑った。


「おぬし」


「第87位を殺したではないか」


「空席を作った責任を取らんとなぁ」


会場が少しざわつく。


ネメシスの眉が動く。


「あぁ?」


空気が変わる。


「ねぇ、喧嘩売ってる?」


クロノを睨む。


「言いたいことがあるならハッキリ言えよ」


クロノは笑う。


全く動じない。


すると。


ネメシスが机を叩いた。


「だったらあんたはどうなんだ!!」


会場に響く怒声。


「第45位の国ごと潰したって聞いたぞ!!」


ノアが目を伏せる。


モルドがため息をつく。


クロノは静かに答えた。


「わしゃ制度を守るためにやった」


ネメシスが舌打ちする。


クロノは続ける。


「あの国は反乱因子だったからのぉ」


そして。


少しだけ笑った。


「おぬしは違うじゃろう」


「快楽で殺したのではないかな?」


ネメシスの額に青筋が浮かぶ。


「……」


立ち上がる。


だが。


クロノは笑ったまま。


互いに譲らない。


最上位会議は。


開始早々。


荒れていた。


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― 新着の感想 ―
カイさん出ました 傭兵なんだ、、、、
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