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1ミリの光線しか出せない私が、能力ランキング22位を殺した日から全てが始まった  作者: eutoria


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第146話 救出作戦

テオが吼えた。


「くらえぇぇぇぇ!!」


次の瞬間。


電磁砲が炸裂した。


轟音。


凄まじい電撃の奔流が。


一直線に鉄壁へ突き刺さる。


ドゴォォォォォォン!!


鉄壁が砕ける。


一枚。


二枚。


三枚。


次々に破壊されていく。


圧倒的火力。


レイ達が目を見開く。


「な……」


カイが初めて焦りを見せた。


止まらない。


電磁砲が貫いてくる。


カイは即座に判断する。


今までで最も分厚い鉄壁。


最大出力。


目の前に生成した。


巨大。


分厚い。


圧倒的な鉄壁。


そして叫ぶ。


「レイ達は俺から離れろ!!」


レイ達がハッとする。


慌てて後ろへ飛び退く。


ガガガガガガガガ!!


電磁砲が鉄壁に直撃する。


分厚い鉄壁が。


少しずつへこむ。


ミシミシと軋む。


限界。


そして。


バキッ。


崩れた。


巨大な鉄壁が砕け散る。


だが。


同時に。


電磁砲も消えた。


静寂。


煙。


破片。


その向こう側。


人影。


「くっ」


カイが構える。


防御姿勢。


能力ランキング第75位。


ダッシュ。


「もらった」


次の瞬間。


ダッシュが消える。


速い。


あまりにも。


カイが目を見開く。


ダッシュはカイを無視した。


一直線。


レイ達へ。


ダッシュが三人を抱えた。


「え?」


レイが声を漏らす。


次の瞬間。


景色が変わる。


爆音。


衝撃。


空気が弾ける。


ダッシュが一瞬で離脱した。


「待て!!」


カイが叫ぶ。


その瞬間。


「とった!!」


声。


目の前。


ノクリア。


剣。


首を狙っていた。











何が起きたのか。


レイ達は理解できなかった。


景色が変わっていた。


さっきまでいた場所じゃない。


気付けば。


ノクリア達がいた位置。


そこにいた。


レイが息を呑む。


「何が……」


頭が追いつかない。


ダッシュが三人を降ろす。


静かに言った。


「もう大丈夫だ」


レイ達がダッシュを見る。


能力ランキング第75位。


ダッシュ。


能力『直線加速』


直線移動に限れば。


能力ランキング第8位。


ノクリアすら超える。


圧倒的速度。


だが。


制約がある。


直線にしか動けない。


曲がれない。


さらに。


移動中に障害物があれば。


激突。


自爆する。


極めて扱いが難しい能力。


だからこそ。


一直線の救出に特化していた。


レイは急ぎカイを見る。


カイ。


兄。


ノクリアの剣が。


首に届く瞬間だった。











ガン!!


金属音。


ノクリアが目を見開く。


剣が止まっていた。


カイの首。


その寸前。


止まっている。


首元に。


銀色の鎧。


鉄壁。


カイは間一髪で。


鉄壁を応用した。


首元に鎧を作った。


「くそ!!」


ノクリアが歯を食いしばる。


あと一歩だった。


ノクリアの速さは圧倒的。


だが。


火力が足りない。


鉄壁を貫く威力まではない。


カイの防御が上だった。


ノクリアは即座に判断する。


深追いは危険。


一瞬で後退した。


元の位置へ。


「ふぅ……」


カイが呼吸を整える。


僅かに乱れていた。


だが。


目は鋭い。


敵を見る。


ノクリア。


フウ。


テオ。


ダッシュ。


四人。


そして。


レイ達。


カイの目が細くなる。


レイを守るため。


あいつらは。


殺さなければならない。


今俺が死んだとしても。


レイ達がノーランクと知られれば。


許す奴らではない。


レイが危険。


静寂。


空気が変わる。


カイが両手を広げた。


必殺技を発動する。


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