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Idea  作者: ひのきそら
第三章 defenders of railgun
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謎の修道女

 バロール連合軍前線基地本部へ通されたアリス達は忙しなく動いている兵に指示を出す大男に迎えられた。


「初めまして、だな。アリス君、先の任務では活躍感謝する。私はノエル・フェルマー、ここの全指揮を担う司令官だ」


 白い毛皮のコートを着込み、白髭を蓄えた熊のような偉丈夫。アリスはその巨躯に圧倒されながらも目を逸らすことなく礼をする。早速だが、とノエルは目の前の巨大なモニターを見上げながら口を開いた。


「我らバロール連合軍が現在、敵国フォールと戦争状態なのは君たちも理解しているだろう。君たちから得た情報、侵食者であろう人物について共有したい」


 そう言うとノエルはパソコンを操作していた兵に指示を出し画像を映し出した。そこには修道服を着た妖艶な女性がフォール兵を引き連れバロール軍と交戦している様子が映っていた。


「バグズという化け物と君たちが遭遇した同時期に、彼女は不死身のフォール兵と共に姿を現した。我らの世界にはあのような力を持つ人間はいない。おそらく、侵食者の一員と見て間違いないだろう」


「この時の戦闘で私たちの戦力は大幅に削られたわ。不死身のフォール兵も、きっとあの女の能力で生み出されてるわ」


「不死の敵、か。厄介だな」


「アタシ回りくどい話は嫌いなんだけど、要するにあの女をぶっ飛ばせばいいってことでしょ?」


「ふはははは! その気概は気持ちが良いな! うむ、その通りだ。不死身の兵を生み出している元凶である彼女を倒せば、この戦争を終わらせる大きな一歩になる。無論、君たちが欲している情報も得られるだろう」


 ノエルが言い終えた直後、別の任務に就いていた兵から通信が入り本部内の空気が一瞬で張り詰める。フォール軍による駐屯地の襲撃が発生したという内容の通信を終えると、ノエルは眉間に皺を寄せながらアリスに向き直り口を開く。


「アリス君。君達の力は初めて相対した時、そして先の任務での戦果で十分頼りになるということが分かった。我らバロール連合軍の為、世界の為にもその力を貸してもらえるといいのだが」


「こちらこそ、協力させてください」


「そう言ってくれると思っていたよ。国境の警備は兵を増員して対処する、君たちはオリヴィエの部隊と共に襲撃を受けた駐屯地へ向かってくれ」


 全員の意思が固まり、ノエルの指示のもとアリス達は駐屯地がある場所、"コンステル峡谷"へと向かった。

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