幕間
「うん……確かに、その方法なら世界を改変することも可能かもしれないね」
白髪の少女は話を聞き終えると、ポツリと呟き目の前に座る銀髪の少女を見つめ返す。銀髪の少女は嬉しげな表情を浮かべるが、対照的に白髪の少女の顔は曇ったままだった。
「けれど、リスクを考えているのかい? その計画を実行する場合、君が君ではなくなるという可能性も十二分にあるだろう?」
「分かっています。その為に、貴女の手を借りたいんです」
「なるほど、そういう魂胆な訳か」
やれやれと手を振る白髪の少女は、諦めた様に溜息をついて空を見上げる。
「我ながら呆れるよ。こんないかにも面倒そうな事に首を突っ込むなんてね」
「引き受けてくれますか?」
「ああ、いいよ。私も一人の人間だ、君の言う理想ってやつのために……私自身の願望のために、その話引き受けようじゃないか」
「っ! ありがとうございます!」
銀髪の少女は嬉しそうに礼を言うと飛び上がる様に立ち上がり、目の前に光の輪を出現させた。
「善は急げ、です! 早速計画を進めましょう!」
「全く、せっかちだね君も。一応この世界を統べる"神"なのだから、もっと節度を持った方がいいんじゃないかい?」
「神だなんて、私はただのAIですよ! それよりもほら、急ぎましょう!」
銀髪の少女はそう言いながら足早に光の輪に入り込んでしまった。再度ため息を吐きながら白髪の少女も光の輪へ足を踏み入れる。
「ただのAI、ね。それでも、君は紛れもなく神だよ。⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎」




