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イケメン上司とボク  作者: 夏目 碧央


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愛を形に

 仁さんの手を取り、立たせ、ベッドに連れて行った。仁さんはベッドに腰かけ、静かに俺を見上げる。

「いい、ですか?」

はやる気持ちを抑え、声を掛けた。

「うん。」

仁さんはそう言って、うつむいた。恥ずかしがっているようだ。可愛い。とても愛しい。辛い事はさせたくない。どうしたら仁さんが辛くなく、お互いが気持ちよくなれるのだろう。この間からずっと考えていた。

 仁さんは着ているシャツのボタンを自ら外し始めた。ちゃんと同意している事を示してくれている。俺も自分が来ているシャツをバッと脱いだ。俺は部屋着同然だったので、Tシャツ短パンである。一方、電車に乗って来た仁さんは、長ズボンを履き、ちゃんとベルトをしていた。俺は仁さんのベルトに手を掛けた。一瞬仁さんの顔を見る。仁さんはじっと俺の目を見つめていた。俺はベルトを引き抜き、ズボンのボタンを外し、ジッパーを下げ、仁さんの肩をそっと押して倒した。ベッドに横になった仁さんのズボンを引き抜き、ベッド脇に落とす。

「成海……」

仁さんが両手を広げた。俺は仁さんを抱きしめ、口づけをした。舌を絡めると、二人のスイッチが完全に入った気がした。お互いがお互いを求めている。息遣いも荒くなり、俺は仁さんの首すじや胸に唇を這わせる。仁さんは時々声を漏らし、それを恥ずかしがるようにこぶしを口に当てた。

 仁さんは顔が麗しいだけでなく、ボディも美しかった。スレンダーだがほどよく引き締まった筋肉。形の良いヒップ。途中仁さんをうつ伏せにさせ、背中にも唇を這わせ、下着を下げてヒップや太ももにもキスを繰り返した。仁さんは上ずった声を上げ、体をくねらせる。仁さんの体をまた表に返し、硬くなった部分を口に含むと、

「あっ!」

ひと際大きい声を上げ、目を開けて俺を見た。だが、すぐに目をつぶり、顎を上げた。

「ああ……」

のけぞる仁さんの腰を押さえつけ、顔を上下させると、やがて仁さんは果てた。

 仁さんは少し肩で息をしていたが、のっそりと起き上がり、ベッドに膝で立っていた俺の、起立したモノを掴んだ。

「あっ!」

何かを言う間もなく、仁さんはそれにかぶりついた。上目遣いで俺を見る。感動が押し寄せる。嬉しすぎて涙が出そうだ。気持ち良くて、嬉しくて、あっという間に果てた。

「ありがとうございます。」

ベッドに倒れ込み、仁さんを見上げて言った。完全にウルウルしている俺。

「成海、もっとしよ。」

あまりに驚いて一瞬言葉を失った。だが、俺は次の瞬間、仁さんに飛びついていた。予め考えていた事が飛びそうになったが、抱きしめた仁さんの硬くなった物が俺の体に当たった時、思い出した。俺は自分のモノと仁さんのモノを一緒に掴み、しごいた。

「あ、いい、すごく、いい……」

仁さんがそう言って腕を俺の背中に回した。俺も片腕を仁さんの背中に回し、きつく抱きしめる。お互いに抱きしめ合いながら、擦りつけ合う。全てが溶け合って、頭の中が真っ白になった。

「あ……!」

「うっ……」

ほぼ同時に果てた。横になり、仁さんの肩にチュッとキスをした。仁さんがフフッと笑った。


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