第4章 チート全開 第13話 疲れた時は趣味です
この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。
あれから二年です。
最近のドタバタは、欧州のせいだからね。
郊外の家の周り、ポリスが周囲に張り付いている。
出かける時は、家族みんな、3台の車で移動、もちろん、防弾ガラス仕様。
子供達の学校もガードマン付きです。
欧州は、若造の提言を受け入れるかもしれない、あそこの政治体制はトップダウンだからね。
その後のことは、知らない。これだけ言っても分からなかったら、切り捨てる。
でも、僕のシナリオなら十年で、連邦になるから、あと七年はかかるのではないかな?
(希望はあると思う。)
さて、今日は、研究所にいます。
彼女は、双子(3歳 男 空 女 菊 )を連れて、研究所にある、オーストラリア担当部門に来ている。決済事項を処理するためです。通常はAIに任せているし、報告はAIから受けているが、顔を出すのもスキンシップとして、大事だからね。
開発案件 7人にあたえています。丸投げです。
1、宇宙開発
GPS衛星システム 開発済み
通信衛星 開発済み
2、ロケット開発
ロケット 開発済み
長距離ミサイル 開発中
3、超小型腕時計
市販化済み 販路拡大へ
4、小型電話機
市販化済み 販路拡大へ
5、能力研究
エスパーの探索 居ると思うが見つからず。
6、核力研究
学者の引き抜き 順調に集めてます。
7、ロボット開発
工業用ロボット 開発中
僕専用研究棟にて、
僕の閃きと直感で論文を作成したので技術試験をしているところです。
20m四方の部屋に 試験装置を置き部屋を密閉する。
制御は別室から行う。
試験用 反重力エンジン を10Kgの鉄板に取り付け
実験開始
浮いたね。
なんか あっさり 過ぎて実感湧かない。感動がないのですが、老化ですかね。
理屈は、重力は空間の歪みだから、空間の歪みを下向きから上向きへ変えるだけ。
空間の歪みを制御できれば、簡単になる。
ただ、一つ問題がある、重力がある場所でしか使えない。
物体をフイールドで覆い、空間の歪みを制御するだけ。
つまり、どの方向でもいける。
空飛ぶ車に乗せるつもり、これで、過激な方達ともおさらばだ、ワハハ。
フイールドを作成するのは、反物質ですが、非常に小さい量で十分なので、超安全なケースを用意して、車に載せる、1000Kmほど動かすと、無くなるから、ガスステーションを改良して、交換ユニットを置く。
価格は、1万円 、量産したら 半額になる予定。このユニットを使用して、爆弾にしようとしても、車とユニットの間に、安全装置があり、どちらの装置も相手を認識した場合に、容器内のケースパックが収納できる。容器を壊すには、メガトン級の爆弾が必要で、容器の代金が価格の8割を占めている。
ハル「空間の歪みなんて、宇宙でもありますよ、単純に地球の重力の反対の力を与えれば、地球を飛び出せるが、離れるほど、重力が弱まる=加速が無くなるとなる。ある点で停止となるが、太陽の重力を使えば、月の重力を使えば、反対にすれば、反発で。同じ向きにすれば、2倍になる。月に向かって落ちてゆけばいいことになる。」
僕「おーそうだね、宇宙へもいけるか。」
ハル「閃きは凄いですが、詰めが甘いです。太陽系が精々ですよ。宇宙は無理でしょ。」
僕「ワープドライブか、まだ理論が? 気長にやるか。」
後日談:
アメリカ人は、重厚な車で荒野を走るのが好きなようで、馬の代わり?、自動車会社に提案したら、
月100台なら引き受けると、売れるとは見ていない。僕のデザインが気に入らないようです。
家族5人乗り、コンパクトカーです。所謂、機能はあるが、それだけです、だって。
売れても、都市部の労働者階級と移民だろうと、そう言います。
そのためにデザインしたし、価格も手に入るレベル。1万ドルだよ安いよ。
鉄板なんてペコペコだしね。
じゃぁ、海外へ売り込みますよ、海外で生産します。では失礼します。
後日談:
日本と、フイリピン、台湾、樺太と太平洋経済圏のお仲間を集めて、分担します。
組み立ては日本、重要部品はアメリカ、ボディーは台湾、フィリピンは労働、樺太は小物部品
一号車は日本の女帝に献上したら、天皇へと言われていたが、まだ不具合が出しきれていないから、女帝です。
怒られた。 でも、アンタなら絶対死なないからだいじょうぶでしょ。と言ったら、また怒られた。なんで?
女帝乗らないの?
二号車は僕、多少の不具合は大丈夫。うちの自宅から、会社まで 3分もかからん。元々遠く無いし。
車と同じ、ハンドル、ウインカー、ライト、ブレーキ、アクセル、ギヤ、ただ違うのは、飛行機のハンドルです。
でも、これが難しい、駐車場から上にあがり、前に進むのが、手順が面倒で、ハンドルを引けばあがる。
前には、アクセルをふむ。左右はハンドル旋回、ややっこしい。上下を維持しつつ旋回するのは至難だったよ。
やめやめ、これは使いにくいわ、AIチップに学習させて、載せよう。AIに運転は任せた方が安全だよ。
試作品は、お蔵入りに。女帝は先見の明あり。さすが。
価格が上がるがいいかと。
AIにナビさせて、運転はしないよ。目的地を言えば、自動で運んでくれる。これでいいいね。
女帝に渡して、一緒にデモンストレーションしたら、喜んでいた。東京と京都の通勤に使えそうとね。
で、やっぱり、天皇家への献上が決まりました。見るだけらしい、貧弱だし。
後日談:
僕「これで、月にもいけますよ。里帰りですね。」
女帝「私は、かぐや姫ではありません。彼女は月兎人ですよ。」
僕「え?、そうなの? なんで知っているの?」
女帝「うちの書物にあります。遠い先祖になりますね。他言したら、祟るわよ。笑」
僕「はい 仰せのままに。」
高度な文明を持つ知性生命体でも、人と変わりない日常(喜怒哀楽)。




