第4章 チート全開 第14話 空飛ぶ車
この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。
販売するにあたり、僕のデザインは不採用で、新たに設計された。動きゃいいのよ。怒。
全世界で同時配信で「空飛ぶ車」を発表した。
家に1台 500万円 サイズは普通自動車レベル、居住空間は高級車並、
重量は500Kg、乗り降りも車と同じドア、道は走るがタイヤはない、浮いている。
地上高はどこまでも可能ですが、
安全のため1000mまでとのこと、車同士が認知して、衝突は起こらない。
通常の道の上空100mを従来通りの交通規則で通行する。ただし信号はない。
右左折するときは通行帯から下に10m下り目的の通行帯へ合流する、
これは車が自動で行う。
車間は5mほどで速度は100Kmhである。
100から10m下がる間に減速して車線変更し合流する。
混んでいる時は、空いているところへ回り道になる様誘導されるが
ロス時間はとても少ない。
高速道路上なら200Km/hです。
高度20m毎に速度区分され、上に上がるほど速く下がるほど遅くなる。
家の屋根に駐車場を作るのが最近の流行です。
運転は目的地を指示する、発進する。
到着した時、駐機場の空きへ自動誘導され着陸、全て自動制御。
こんなTV CMが毎日流れる。
とある農場経営者
買いましたよ、早速乗り回してます。
100km/hの速度からの加減速が緩やかで揺れもない、
旋回は飛行機と同じ挙動でカップコーヒをおいても溢れる心配はない。
いやーとても便利、田舎には必需品です。
音声認識と生体認証、対象外が乗っても運転ができないし、即動画通報されます。
飛ぶように売れる売れる、生産が追いつかない、車は各国(東太平洋経済圏)
で生産できるように技術提供して、コア(AI)はうちが供給する。
燃料は、反物質だが安全なユニットで、交換方式、ガソリンスタンドで交換する。
値段が高いのがネックです。
半年後には、自家用車で海外へが当たり前になる。
車のAIがビザ手続きを自動で国に提出し、待つことなく入国も出国も簡単、
実に見事な手腕です。
半年で、ほぼ全ての車が交換された。
タクシーも空を飛ぶ。携帯で呼ぶと降りて乗せる。
レンタル車が流行る、月契約で電車代と同等の金額で、
満員電車に乗らなくていいしドアtoドアは便利。
田舎から3次元の都市交通網が整備され、都市へ広がる。
都会は仕事で家は田舎の暮らしが実現する。
都市に奇妙な光景が目立つ様になる。
大手の会社のビルの隣の駐車場には多数の車が並んでいるが、
2次元ではなく、3次元である。
隙間なく並んでいるのである。重力コントロールするのだからできる。
従業員が退社するとき、ビルの屋上で列をなし、生体認証で、
自動的に積み木が揺れ、車が出て乗降駐機場までくる。
後日談
アラブの富豪が、反重力エンジン付きの高速クルーザーを注文した。
僕「この注文は? クルーザーで空飛ぶの?」
富豪「海原を走るこの船が好きでね、手放せないが、遅いのも我慢できないから、
海の上を浮かんで帆を張って疾走したいのよ、だから、お願い作って。」
僕「それ、僕の最高速帆船の称号がほしいからじゃないの?」
富豪「そうね。」
僕「じゃ僕も作りますよ、勝負といきましょう。エンジンは同じならいいでしょう。」
富豪「負けず嫌いなボンボンね、負ける勝負はしないのよ。」
アラブ系では、帆船で空を飛ぶのが流行りになりました。
殆ど砂漠だから、道ないし。アラビアンナイトの世界だよ。
姉(達也、今いい?)
僕(何?)
姉(空飛ぶ帆船作ってね。)
僕(お前もか。なんでアラブ人はこれがいいの?)
姉(砂漠の海原を帆船で疾走するのよ、月夜の中に浮かぶ、帆船、恋する二人の愛を育むのよ。)
僕(デートカーならぬ、デート帆船ですか。納得)
後日談
**ヤマト**
好きだね、売れるのはいいですが、戦艦ですよ。
注文主は日本です。観光船らしい。
キャッチコピーが「貴方も10日間の船旅をあの、宇宙戦艦大和でいかが。」
宇宙は行かないんですけど、いいの? 誇大広告だよ。
国家予算は稼いだかな。
高度な文明を持つ知性生命体でも、人と変わりない日常(喜怒哀楽)。




