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第4章 チート全開 第12話 欧州会議

この物語は、我々の世界とよく似た、別の世界の話である。


 あの騒動から一年経ってますが、今更なの?。遅くね。老化が激しいかも?。

 欧州会議に呼ばれました。招集か召集か消臭かも。


 とある場所のとある議場の演壇の前に立たされています。

 と言っても、メデイアが入る条件でなら、OKと返事した結果です。


 議員1:

 欧州連合体の理念を理解しておられないようですので、先の内容について、取り消しを要求します。

 僕:

 私の考えた内容については、自身の責任において、撤回する気はありません。


 議員2:

 決断するのが遅いとか、中途半端な政策しかできないとか、年端もいかない青年の失言でしょから、メディアへ謝罪文を掲載してください。

 僕:

 メディアへ出した内容は、欧州連合体の現状から未来が無いと判断し、多くの方に知っていただくためです。なぜ、謝罪しなければならないのですか?


 議員3:

 欧州連合体を老人と言うのは、言葉が過ぎるのではありませんか。

 僕:

 比喩表現が的確でなかったとしても、現状はかわりませんよ。

 世界をリードする器ではないのですよ、過去の栄光に縋る、元タイトルホルダーと言ってもいいですが、

 貴方達がそれを分かっていないなら、やはり、未来はないでしょう。

 貴方のすぐ後ろに、眠れる獅子、中国がいることを理解していますか。

 欧州がアイデンティティにこだわり、小さな国に分断したが、中国は、部族がバラバラにいても、中国としての国に統一されるのが歴史の事実、モンゴル帝国がこの欧州まで来た歴史を知らないはずはない、歴史は繰り返される。中国はまとまりつつあり、新たな覇王となり、このアジア大陸の覇者となる道を選ぶであろう。

 人口は国の力です。貴方達の植民地政策で彼等は、知識を得た、それを作れる国力は人口にある。

 つまり、100人に1人が優秀で、貴方達の知識を使えるものがいれば、人口比で中国が多くなるのは確率が証明する。

 国のメンツにこだわり続ける間に、世界の潮流に流され、気づけば、格下扱いの国から同じ扱いを受けることになるでしょう。いいですか、アフリカ人でもおなじですよ、今は、部族ですが、植民地政策により、彼等は、知ってしまったのです、格差があることが。なら、無いようにしたい欲望は人の常です。貴方達は、力を知識を見せ、搾取の仕方を教えた。なぜ搾取される側にならないといえるのでしょう? 貴方達が、部族に見えるのは私の偏見でしょうか? この文明世界を作った貴方達が、なぜここに留まるのですか? 世界に範たる道を示すことは、国を超え、欧州連合体ではなく、欧州連邦国家として、不死鳥の如く、世界へ羽ばたいてください。


 僕の欧州連邦国の想定シナリオとタイムスケジュールとワーキング担当の資料は、ここに置いておきますね。


 これ以上、貴方方に話したところで、何も決められないでしょ。

 決定権が無いので、持ち帰って、閣議に掛けて、漸く決まった回答を持ってくるのに、何日かけるのですか。

 欧州連合体の皆さん?


 ……では、失礼します。


 議場は、重い空気が垂れ込めている。誰も、答えない。

 辛辣な言葉より、わかっていることを、言葉にした若者の目が訴えているのに、返す言葉がない。

 そうだ、その通りなのだ。経済協力などといっても、自国優先でなければ、国民が我々を罷免するだけだ。

 共同の共生は理想であり、今なお、理想を語り、その口で国民に自国の利益を語る、ジレンマ。


 TVは欧州だけでなく、世界へ発信していただいた。

 私の真摯に訴えた内容は、欧州の人々に考えるキッカケができたようである。

 中国にもメッセージは送ったがどう動くか。


 僕は、退場したら、即 防弾ガラス付きの車で逃げを打つ。

 怖いもの、ライフル、ロケット、卵、木の棒。石。

 周りが警官で固められても、民衆の一定数に必ずこう言う方々がいるのも確率だからね。

 逃げるが勝ちさ。


高度な文明を持つ知性生命体でも、人と変わりない日常(喜怒哀楽)。


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