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ヨコハマしょーもなガイズ  作者: 705(ナナ)
バトル・デモンストレーション
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17/26

シーン16/バトル・デモンストレーション、細則


「さて、いよいよバトル・デモンストレーションの本番だ。細則を確認しよう。


・『アクセスポイント』は三か所。

・チーム戦としては、プレイヤーのチェックイン順位の合算で勝敗を決める。

・プレイヤー個人に対しては、

一、チェックイン順位、

二、相手の死亡フラグを立てた数、

三、街への影響(破壊度、迷惑の度合い)の少なさ

の三点を評価する。

・武器の使用は禁止。

・警察沙汰を起こさない。起こしたプレイヤーは失格とする。

・デモンストレーション参加者以外への迷惑行為、暴力行為は禁止。違反した場合罰金を申し受ける。罰金の下限は十万円。上限は無し。


なにか質問は?」


ハオランさんは僕たちを見回した。琳さんが手を挙げた。


「コントローラーはバトルに参加しないんだね?」

「ああ、参加しない。プレイヤーからコントローラーへの手出しも禁止だ」

「よかった」

琳さんはそういうと俺に向かって頷いた。いや!別にそこまで怖がってない…こともないか。正直ほっとした。いや自分のためじゃない。チームBのコントローラーはグエンだ。女の子の安全は確保しないと。

「同時に、コントローラーもプレイヤーの安全に気を配って貰いたい。もしプレイヤーが暴走した場合は強制的にゲームから降ろしてくれ。プレイヤーも各自安全には十分気を配ること。なるべく怪我のないよう気を付けてほしい。万一コントローラーが制御できないような事態が起きたら、すぐ私に連絡してくれ」

「私たちは大丈夫よ。ね、カイン」

いや、ぜんぜん大丈夫な気がしない。ここんちはコントローラー自ら暴走しそうだ。

「章生~、つまんねぇことでビビってハオランさんに連絡したりすんなよ~」

月輝雨、人聞きの悪いこと言うな。陽太もなんで頷いてるんだ。失礼なヤツだな。

「大丈夫だよね、章生。まさかグエンより先にハオラン呼んだりはしないでしょう」

琳さん、俺に釘を刺してるのかしら。そんなに心配なら俺を巻き込まないでほしい。


「グエン、スマホの番号教えてよ。俺のも教えるから」

「琳のは知ってるわよ」

「…だったね。じゃ、番号教えて」

「やだ」

「グエン、デモのためだよ。万が一の場合はホットラインが必要になるかもしれないでしょ」

グエンは黙って琳さんを見上げ、ジーンズのポケットからスマホを取り出した。

「変な妨害とかは無しよ」

「グエン、妨害に使うならわざわざ本人に聞かないよ。予想されるようなことやっても効果は薄いじゃない。俺が妨害するなら、もっと全然うまくやる」

「琳てホントに性格悪いのね、ちょっと感心する」

「褒めてもなにも出ないよ」


 ああ、いよいよバトルデモ本番だ。みんなテンション上がりまくりで見てられない。まったくもう。怪我なんかしないでくれよ。みんな無茶するから心配だよ。


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