↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
来年の学校  作者: たかげるげ
第一章 新制度1年目

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
9/35

9話 給食 5年2組 柏原美月

 また給食が食べられるとは、思ってもみなかった。もう小学校には行かないって言ったし、中学はまだ給食ないし。

 

 第二小の教室行きにくい人の部屋。「サポートルーム」っていう名前らしい。運動会の後に、渡したいプリントがあるからいつ来れる?と学校から電話があったので今ここにいる。その時に

「給食食べていく?」

 とサポートルームの先生、泉先生に聞かれた。

「え、給食止めているってお母さんから聞いたけど」

「今日は、欠席が出たから一食余っているのよ」

 私は隣にいるお母さんの顔を見る。別に学校くらい一人で行けるけど、登校時間じゃないから、保護者が送り迎えしないといけないんですって。学校行かなくなるまで、そんな決まりごとがあるなんて知らなかった。

「給食、食べたい」

「いいよ。食べたら迎えに行くよ」


 泉先生が一食分持ってきてくれた。ってことで給食、家ではでないものがでていいなあ。揚げパンとかさんまのかばやきとか・・・。

 今日のサポートルームは、誰もいない。広々としていい。と思いきや

「相席いいかな」

 泉先生が一人連れてきた。

「どうも」

この間の運動会で会った子だ。うつむき加減で教室に入ってきた。

「運動会で会ったよね」

 女の子は話しかけた。

「そうだね、あれ給食は?」

 女の子は何も持っていない。

「食べてから来た。持ってきてもらうのも悪いし」

「え、えらいね」

 そんなこと、考えたこともないなあ。

「これから、5年生合同でダンスの練習、だから来た」

「運動会は終わったのに?」

「6年生も同じダンス。来年、体育大会あるし」

 ダンスが終わっても、まだあるんだ。私もダンスは苦手。


 そこへお母さんが迎えに来た。

「帰るよ」

「また給食食べたい」

「9時までに電話すれば食べられるって」

「そんな仕組みがあるんだ」

 学校行かなくなってから、わかる色々ある。


 家に帰って、お母さんに送り迎えできる日を聞いて、献立表と見比べる。

 給食、いつ食べようかな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。