6話 年長の保護者達
「学校群、何それ。小学校って決められたところに6年間通い続けるんじゃないの?」
学校群の地域にあるとある幼稚園、子どもたちのお迎え待ちの保護者達が、思い思いに情報交換している。
「第一小 第二小 第三小と一年おきに学校を入れ替えるみたいよ」
「えー。第二小が一番近いのに。希望とか出せるのかな」
「それが出せないのよ。事情がある場合は考慮するとかなんとか」
「お兄ちゃんが第二小だけど、同じになるのかな」
「それは兄弟は、一緒にするか、別にするか選べるらしいよ」
「そっか、うちはどうしようかな」
「体操服ってどうなるの?」
「3校共通でいいらしいよ」
「学校別だと、行事大変そう。でも別っていうのもありかもなあ」
「登校班どうなるの」
「なんでも地区ごとに集まって、そこから学校別に別れて登校だって。下校時刻もだいたい一緒くらいの時間にするってよ」
「どこの学校かは毎年2月にハガキが届くんだって」
「で何のために、そんなことするんだろう」
「なんか、いろんな子と関われるように、とかじゃなかった?」
「毎年?」
「子どもは大変そう」
「でも、クラス替えで嫌な子と一緒になるより、学校ごと変わったほうがいいこともあるかもよ」
「うちの子、毎年『学校どこだっけ』ってなりそう」
「うちも~」




