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来年の学校  作者: たかげるげ
序章 新制度0年目

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2話 第一小 4年2組 丸山友理奈

「皆さんのいる小学校は第一小学校です。来年は第二小学校かもしれません」

 校長先生の言葉に、周りがざわめく。

 1年生から5年生までを体育館に集められた全校集会。何故6年はいないのかわからないけど。とにかく体育館はぎゅうぎゅうだ。

 校長先生は説明を続ける。

「第一小学校、第二小学校、第三小学校、そして西中学校、東中学校と3つの小学校と2つの中学校で『学校群』という学校のグループを作ります。みなさん毎年学年が上がるたびに、クラスが変わっていたとは思いますが、今度は学校まで変わることもあります。例えば一年生の時第一小の1年1組だった子が、2年生で第二小の2年2組になるということもあります」

 つまりクラス替えどころが、学校が変わるってことなの?

 今までの友達とは離れるってことなの?

 校長先生からは他にも、どの学校に行くかは、2月ごろに家にハガキが届くとか、学校の希望は基本的に聞けないが、事情があれば考慮するとか、学校ごとに設備や人数が異なるなどの説明があった。


 私は4年2組が好き。仲の良い友達もいる。他のクラスにも友達がいるけれど、学校の外にはいない。

  教室へ戻ると、最近いつも空いている席が目に入った。

 「今日の欠席は、柏原さんだけかな」

 担任の先生が言う。

 柏原美月、美月とは学校は変わるのかな。あの時から学校に来ない、美月。私のせいなのか、それもわからないまま学校まで離れてしまいそうな気がする。

 

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