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来年の学校  作者: たかげるげ
序章 新制度0年目

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1話 小4 不登校

「小学校はもう行かない。中学校も多分行かない」

親にそう言った。


あと2年、あんなところに通うなんて、もう考えられない。中学校だって、小学校からほとんどそのまま持ち上がる。周りの顔ぶれも、あまり変わらない。

 

「来年からは、第二小に行くわよ」

 母が一枚の紙を見ながら言った。

 紙をのぞき込む。

 「就学通知書 柏原美月 第二小学校5学年2組」

「お母さん、勝手に転校の手続きしたの?」

「違うわよ。来年から小学校も中学校も毎年変わるのよ」

「どゆうこと」

「前にプリント来てたじゃない。この地区で実証実験するって。第一小学校 第二小学校 第三小学校 の3つの小学校と、西中学校、東中学校で学校群を作り、毎年行く学校が変わるって」

 

 学校へいかなくなったころ、机の中につっこまれたようなプリントの束にそんなものがあったような。

 学校が変わったって、別に行けるわけではないだろうに。でも人間関係は変わるのかな。

 第二小か、今の第一小とは、反対方向だけど遠くはない。

 4月までまだあるから、そのうち考えよう。

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