第2週 エックス・レンジャーの逆襲
「レッド、ブルー、ピンク、グリーン、イエロー! 正義の味方、五人揃ってエックス・レンジャー、参上!」
クモ男も叫んだ。
「一寸の虫にも五分の魂! 昆虫の足は六本! クモは八本! ツルは千年! カメは万年! 黄色と黒のシマシマ模様! クモ男、見参!」
レッドも含めて、エックス・レンジャーは五人そろっている。
クモ男は話しかけた。
「あれ? レッド? 先週、爆発したのではないか?」
「そういうことを言いますか?」
「だったら、先週の撮影後は六本木でお楽しみでしたね」
「そう言うか? レッドこそ若いADと何を話していた?」
「どうして、それを?」
「知らないと思っているのか。みんな知っているぞ」
「……」
「……」
「戦いに戻ろうか」
「戻ろう」
クモ男は五人のエックス・レンジャーを見渡した。
「先週、五人で一人を攻撃するのはいじめだって話になっただろ」
エックス・レンジャーは声をそろえる。
「これが民主主義だ!」
「何だそれは!」
レッドは他のエックス・レンジャーの方を向いた。
「五人揃って戦う。賛成の人」
「はい!」
「はい!」
「はい!」
「はい!」
「はい!」
「よし、五人ですね」
レッドがクモ男の方を向いた。
「反対の人。一人ですね」
「五対一。よって五人で戦うことを決定します」
クモ男は反論する。
「それは数の暴力だ」
「いや、民主主義だ」
「選挙で勝てば何をしても良いのか?」
「どこの大統領の話だ?」
「少数意見の尊重は? マイノリティの保護は? こんなのは民主主義ではない!」
エックス・レンジャーは無視して必殺技を始める。
「自由、平等、博愛、民主主義の発生はフランス、グルメにファッション、オシャレの聖地」
「フランス、トリコロール・ビーム!」
クモ男が大爆発した。
今週は、エックス・レンジャーの勝利だった。




