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間話 第一寵姫 扉姫ミリアム
その娘は独りだった。
いつから独りだったかはもう覚えていなかった。
生まれた時、多くの人間に囲まれ、多くのことを教えられた。
孤独は知らなかった。
多くのことを知り、学んだが、自分が何をすればいいのか、どうすればすべきことを見つけられるのか知らなかった。
いつしか人々がいなくなったとき、その娘は扉を開けた。
なにかが見つかるかもしれないと、扉を開け続け、独り歩き、彷徨った。
やがて独りでは何も見つけられないことを知った。
次に開ける扉を見つけられず、立ち尽くしていたとき、金色の瞳がその眼差しを向けていた。
金色の瞳に見つめられ、手を引かれ、
娘はまだ探している。
自分が開くべき次の扉を。
明日で第一章「夜の国編」が終わります。
次章は「カエルの王子様編」となります。




