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【6話】ゴブリン商人と三つの献上品


あなたは魔物の商人だ。

今日も帳簿を開き、金貨を数えている。

増えた分だけ、力が増えると知っているからだ。

誰にも知られず、静かに、確実に。

その手はもう、次の取引を探している。





---

 魔法道具店ラウンレイフィには、夜が来ない。

 不定期に配信していても明るいことが、現実感を薄くしている。

 柔らかな光が窓から差し込み、棚に並んだ魔道具を淡く照らしている。

 勇者の来店から数日が経過して、地球側では騒ぎが完全には収まっておらず、切り抜きが消えては増え、考察を呼び、誰かが真実を探し、誰かが作り物だと笑った。

 だが、店の中は変わらない。

 ラウンレイフィ――レイはいつものようにカウンターの向こうに立ち、商品の点検をしていた。

 宙に浮かぶクリスタルには、以前より少し落ち着いたコメント欄が流れている。


:今日、平和だな

:コメント欄が古参だけになった感

:古参って言われるほど、みんな長く見てないけどな

:投げ銭止まってるの、安心する

:しばらくこのくらいでいいかも

「ご不便をおかけしています」

 レイは、棚から小さな魔石を取り出しながら言った。

「ただ、答えられないことについて、お金をいただくのは困りますので」

:それはそう

:あの件は難しすぎた

:店主さんが悪い話じゃないしな

:でも、配信って怖いなって思った

「遠くへ届くものは便利ですが、当事者でない方々が騒ぎを起こすのは、興味深いです」

 レイはそう言って、魔石を仕分け箱に戻した。

 カウンターの上には、小さな木箱が並んでいる。

 そして、奥の棚には、布をかけられた魔法具が、倉庫から出されて置かれていた。普段の来客には滅多に出さない品である。


:今日は商品整理?

:高そうな棚が見える

:一点物コーナー?

:ロウガンさんの剣とか聖剣とか見た後だと全部やばそう


「そろそろだと思ったので」

:そろそろ?

:何かあるんか

:買える人いるの?

「滅多にはいませんね」

:値札見るだけで死にそう

:値札ついてないじゃん

:見るだけで財布は死ぬ

「見るだけでは死にません」

 コメント欄が少しだけ笑いに傾いた、その時だった。

 からん、と扉の鈴が鳴る。

 コメント欄が、ぴたりと止まる。

 来客中、レイはコメントを確認しない。


「いらっしゃいませ。魔法道具店ラウンレイフィへようこそ」

 扉の向こうから入ってきたのは、小柄な人物だった。

 背丈は人間の子供ほど。

 深い茶色のフード付きの外套、背中には自分の体ほどもある大きな荷物を背負っている。

 袖から見える手は小さく、指は細い。

 顔は丸く、目は大きい。

 耳は少し長く、肌は人間よりわずかに灰緑がかっているが、そういう人種の子供だと言われたら、見えなくもない。

 だが、首から下げた古い首飾りと、腰に括りつけた分厚い帳簿、そして油断なく店内の商品棚を見渡す目だけが、その人物がただの子供ではないことを示していた。


「歓迎します、ポリア」

 小柄な商人は、ぺこりと頭を下げた。

「お久しぶりです、ラウンレイフィ様」

 レイは自然な声で応じた。

 その響きは、初対面の客に向けるものではない。

 長く間を空けて訪れた常連を迎える時の声だった。

 配信では、来店者を示すテロップが静かに浮かび上がる。


----

名前:ポリア

種族:ネームドモンスター/ダンジョンゴブリン

年齢:80歳

職業:ポリア商会会頭/行商人

現在抱えている問題:

ポリア商会をさらに大きくするため、王侯貴族や有力者へ渡りをつける献上品を必要としている。

来店理由:

半年ぶりに魔法道具店ラウンレイフィの扉を見つけ、高級魔法具の仕入れに訪れた。

---


 そのテロップを見た視聴者たちは、クリスタルの向こうで一斉にざわついた。

:ゴブリン?

:魔物?

:めちゃくちゃ普通に挨拶してる

:常連?

:80歳!?

:見た目子供っぽいのに

:商会会頭って出てるぞ

:ポリアさん、社長じゃん

:普通に知り合いっぽい

 だが、その文字はレイには届かない。

 ポリアにも届かない。

 店内では、ただ半年ぶりの客が来ただけだった。

「前回のマジックバッグは、いかがでしたか」

「マジックバッグ、とても高く売れました」

 ポリアは胸を張った。

「高く売れたのですね」

「はい。とても。買った貴族様、最初は値切りました。でも、性能を聞いて驚きました。値切るのを忘れてました」

「それはよかったです」

「あとは南の支部、新しくできました」

 ポリアは得意げに言った。

 その口調は丁寧だが、どこかたどたどしく、しかし商売の話になると鋭い嗅覚を持っている。

 レイは、ポリアが首から下げている古い首飾りへ視線を向けた。

 木片を削って作ったような、小さな飾り。

 値打ちのある宝石も、派手な金属細工もない。

 人間の目には、古びた手製のアクセサリーにしか見えないだろう。

 だが、それは、レイかつて作った魔法具だった。

『変幻の首飾り』

 世界樹の木片を芯にし、外側を地味に見えるよう加工し、姿と気配を折り重ねるように偽装する。

 人間の鑑定士では、およそ見破ることができない。

 高価に見えないよう、盗まれにくいよう、壊れにくいよう、わざと古びた装飾品に見える形に整えた。

 レイにとっても、かなり手間をかけた品である。

「首飾りも、まだ問題なさそうですね」

「はい。ポリア、これのおかげで、商売できます」

 ポリアは胸元の首飾りを、両手でそっと押さえた。

「人間は、ポリアを亜人だと思います。少し変な亜人。耳が大きい子供。商売ができる人間」

「最後のものは、首飾りとは関係ないと思います。貴女の頑張りですね」

「はい。ポリアの努力です」

 ポリアは真面目な顔で頷いた。

 遠い世界のコメント欄では、視聴者たちがさらに騒いでいた。


:変幻の首飾り?

:世界樹の木片ってなんだろ

:ゴブリンが正体隠して商会やってるの、面白すぎる

:ポリアさん、成り上がり商人だ

 ポリアは背負っていた大きな荷物を床に下ろした。

 どさり、という重い音が店内に響く。

 中から出てきたのは、いくつもの小袋と、丁寧に包まれた魔石、古い金貨、香木、魔物の角、透明な瓶に入った砂、そして小さな宝石箱だった。

 各地を渡り歩いて集めた、取引のための品々だった。

「今日は、特別な商品、欲しいです」

 ポリアは、いつもより真剣な目で言った。

「王様に献上するもの、です」

「献上品、ですか」

「はい。王様、領主様、ギルドの偉い人、大商会のさらに偉い人。そういう人に、ポリアを覚えてもらうための品です」

 レイは少しだけ目を細めた。

「商会を広げるのですね」

「はい。ポリア商会、今は中くらいです。人間と亜人、半分ずつ働きます。支部もあります。でも、まだ足りないです」

 ポリアは、小さな指を三本立てた。

「きれいなもの。強いもの。役に立つもの」

「飾って終わりではなく、実用のあるものですね」

「はい。飾るだけの宝、ポリアは嫌いではありません。でも、命を守る宝は、もっと高く売れます」

「武具をご希望ですか。それとも護身具ですか」

「悩みます」

 ポリアは正直に答えた。

「武具、強くて、偉い人が好きです。飾ります。自慢します。でも、武器を渡すと、気が大きくなる人います」

「そうですね。相手によっては、警戒されることもあるでしょう」

「王様、殺されるの嫌いです」

「多くの方はそうですね」

 レイは奥の棚へ向かった。

 そこには布をかけられた三つの魔法具が置かれている。

 どれも一点物。

 気軽に売る品ではない。

 買い手を選ぶ品である。

「でしたら、この三点をご覧ください」

 レイはまず、一つ目の布を外した。

 現れたのは、胸飾りだった。

 銀白色の台座に、夜明け前の空を閉じ込めたような青い宝石が嵌め込まれている。

 宝石の内側には、細い金線のような魔法回路が浮かび、見る角度によって鳥の羽にも、水面の波紋にも見えた。

「静謐の胸飾りです」

 レイが説明する。

「身につけた者に向けられた毒、呪い、精神干渉、暗殺の兆候を知らせます。危険が近づくと、宝石の内側に光が走ります」

 ポリアの目が丸くなった。

「毒も、呪いも?」

「はい。ただし、すべてを防ぐわけではありません。一度だけなら、致命的な毒や呪詛を弱めることはできますが、基本は警告用です」

「王様に良いです」

「貴族や大商人にも向いています」

「偉い人、毒を盛られます。ポリア、知っています」

「そうですね」

 ポリアは真面目な顔で言った。

 レイはそれ以上聞かなかった。

 続いて、二つ目の布を外す。

 現れたのは、外套を留めるための装飾具だった。

 黒銀の金具に、白色の石。

 全体は控えめだが、細部の彫金は非常に細かく、夜の鳥の翼を思わせる曲線を描いている。

「不意打ち返しの留め具です」

「留め具?」

「外套やマントを留めるためのものです。普段は装飾品として使えます」

「効果は、なんですか?」

「着用者が認識していない方向からの攻撃に対して、一度だけ薄い防壁を展開します。攻撃者を傷つけるのではなく、刃や矢を逸らすためのものです」

「背中から刺されるのを防ぐ?」

「そのような用途です」

「とても良いです」

 ポリアは即答した。

「王様も、貴族様も、商会長も、背中が弱いです」

「背中は多くの方が弱点ですね」

「はい。正面から来る敵は、まだ親切です」

 コメント欄が見えていれば、きっと盛り上がっていただろう。

 実際、クリスタルの向こう側では、視聴者たちが好き勝手に言葉を流していた。

:ポリアさんの視点が暗殺者寄り

:商人なのに言葉が物騒

:でも権力者向け贈り物として完璧なのか?

:綺麗だし欲しい

:不意打ち返しの留め具、マントにつけたら格好いいじゃん

:これ献上されたい


 レイは三つ目の布を外した。

 現れたのは、小さな梟の像だった。

 黒曜石のような深い黒の体。

 銀で縁取られた羽。

 目は閉じられており、眠っているように見える。

 大きさは両手に乗るほど。

 置物としても美しく、白の執務室や貴族の書斎に置かれていても違和感がない。

「眠らぬ梟の像です」

 ポリアは、思わず一歩近づいた。

「かわいい」

「危険を感知すると目を開きます」

 レイが手から魔力を流すと、目がくわっと開かれた。

 実際にどう動くかを実演する。

「かわいい怖いです」

「部屋に置くことで、一定範囲内の侵入、盗聴、毒、呪いの兆候を監視します。攻撃や拘束はしません。警告だけです」

「いいです!」

 ポリアはしばらく梟の像を見つめていた。

 黒い石の羽。

 銀の縁取り。

 閉じられた目。

 静かで、美しく、そして役に立つ。

「これ私用に、欲しいです……」

 ポリアは真剣に考える。

 商人として、完全に品定めをしている顔だった。

「三つとも、欲しいです」

 ポリアは床に広げた袋を示した。

「金貨。魔石。南の香木。北の氷砂。火山トカゲの角。あと、古い王国の銀貨。全部、持ってきました」

「ずいぶん準備されましたね」

「半年ありました。ポリア、準備するのは得意です」

 その言葉には、八十年を生きた商人の重みがあった。

 半年に一度、扉を嗅ぎ当てる。

 毎回、必ず来られるわけではない。

 だからこそ、ポリアは来られる時に大きな取引をする。

 小さな体に、大きな荷物を背負って。

 人間社会に紛れ、魔物であることを隠し、商会を育てている。

「献上先は決まっているのですか」

「候補はあります」

 ポリアは指を折った。

「東の女領主。街道を持っています。静謐の胸飾り、良いです。毒を怖がっています」

「なるほど」

「北の鉱山侯、軍隊が強いです。でも背中が危ないです。部下が多いけど、敵も多いです。不意打ち返しの留め具、良いです」

「よく調べていますね」

「西の王国は検討してました。でも、これポリアが欲しいです……」

 ペタペタと、梟の像を触っている。

「献上品、相手を間違えると、損します。でも、得をする為とも違います」

 ポリアは当然のように言った。

「相手が欲しいものを渡す。そうすると、相手はポリアを覚えます。気に入って誰かに自慢する時、商会の名前出してくれます」

 レイは三つの品を順に見た。

 静謐の胸飾り。

 不意打ち返しの留め具。

 眠らぬ梟の像。

 最後のはゴブリンの商人が気に入ってしまったようだけど。

「分かりました。お売りします」

 ポリアの耳がぴんと立った。

 レイは三つの魔法具を、ひとつずつ専用の箱へ収めていく。

 静謐の胸飾りは、内側に青い布を敷いた銀装の箱へ。

 不意打ち返しの留め具は、黒革の細長い箱へ。

 眠らぬ梟の像は、衝撃を吸収する白い綿と、魔力を安定させる薄布で包んだ箱へ。

「この箱、きれいです」

「贈り物は、飾る箱も含めて、一つの宝物ですよ」

「分かりました」

 ポリアはそっと箱の表面を撫でた。

「つるつるしています。好きです」

「手触りも大事ですね」

「はい。触った時に、良いものだと分かると、嬉しいです」

「そう言っていただけると、作った甲斐があります」

「ポリア、こういうの好きです。見て、触って、少しだけ幸せになります」

「それは良いことですね」

「はい。商売も、少し楽しくなります」

 ポリアは真顔で言った。

 レイは説明書を書き始めた。

 細い筆で、使用方法と注意点を記していく。

 ポリアはその横で、荷物の中から対価を一つずつ並べた。

 どれも、ただの金銭以上の価値を持つ品だった。


「確かに、受け取りました」

「ラウンレイフィ様が、最初に首飾りを売ってくれました。ポリア、あれがなければ、とっくに死んでいました」

 ポリアは、胸元の古い首飾りに触れた。

「人間の街で商売できませんでした。商会も作れず、ポリア商会、ありませんでした」

 その声は、いつもの軽さを少しだけ失っていた。

「だから、ポリアは半年に一度くらい来ます。生きてます、と言いに来ます。買えるものがあれば、買います。売れるものがあれば、売ります」

「楽しみにしていますね」

 レイは、少しだけ柔らかく目を細めた。

「あとは最近、曾孫ひまご生まれました」

「それは、良い報告です。おめでとうございます」

 ポリアは嬉しそうに笑った。

 その表情は、やはり子供のように見える。

 けれど、八十年を生き、商会を育て、影響力を増やそうと努力している。

 クリスタルの向こう側では、コメント欄が静かに流れていた。

:曾孫……ひまご?

:子供がいる……?

:え

:うそ

:えぇ

:ポリアさん、良いキャラすぎる

:半年に一回、生存報告に来る常連

:この世界の人って、何年生きるんだろう

:この前のオジサンとか、年相応な見た目だったけど

 レイが説明書を書き終える頃には、三つの箱は丁寧に包まれていた。

「こちらが、静謐の胸飾り」

「はい」

「こちらが、不意打ち返しの留め具」

「はい」

「こちらが、眠らぬ梟の像です」

「はい。ポリア、確認しました!」

 商人として、買った品の価値を理解しようとしている。

「どれも、素晴らしいです! この梟は、私の部屋、飾ります!」

 ポリアは力強く言った。

 その言葉に、レイは頷いた。

「では、無事にお持ち帰りください」

「はい。ポリア、生きて帰ります!」

 見た目よりも遥かに多くの荷物が入るマジックバッグ。

 前回仕入れて売ったものとは別に、ポリア自身が使っているものだ。

 箱が中へ消えていく。

 ポリアは荷物を背負い直し、首飾りを一度だけ指で確かめた。

「次は、半年後くらいです」

「扉を見つけられたら、ですね」

「はい。鼻が良いので、きっと見つけます」

「無理はなさらずに」

 ポリアはぺこりと頭を下げた。

「また来ます。ラウンレイフィ様」

「またのご来店をお待ちしています」

 からん、と鈴が鳴った。

 扉が開くと、向こうには、どこかのダンジョンの薄暗い通路が見えた。

 店内に、柔らかな光が戻る。

 そして、レイの視界にコメント欄が戻ってきた。

:ポリアさん帰った?

:ゴブリン商人、濃かった

:80歳商会会頭(合法ロリ)

:半年に一回の常連なのか。

:……店主って何歳?

:今の三つ、綺麗だったね

 レイはコメント欄を読み、まったりした時間を過ごす。

 レイは三つの品が置かれていた棚を見る。

 そこには、もう布をかけるべき品はない。

 空いた場所だけが残っていた。

「見栄えする置物って、皆さん思い浮かびますか? 次作るものの参考にしたいのですが」

 コメント欄は、珍しく素直に流れを変えた。

:ガラス細工のオブジェとか、光が当たると綺麗で好きかな

:観葉植物も置物っぽくて見栄えいいかも

:アンティークの時計とかも雰囲気出ていいと思います

:動物モチーフの彫刻とか、部屋のアクセントになりますよね

:シンプルな陶器の花瓶も意外と映えます


「次にまでに、何か作らないといけませんね」

:ポリアさんがまた生きて来られますように

:半年後にまた見たい

:また、あの声聞きたい

:武器とか作らないんですか?

 レイは空になった棚を整え、売却済みの記録を台帳へ書き込んだ。

 静謐の胸飾り。不意打ち返しの留め具。眠らぬ梟の像。

 その記録を閉じると、レイは小さく息をついた。


「あまり短期間で武具に関わりすぎると、世界の均衡が崩れるんです」

:世界のバランスが崩れるw

:何を作るつもりなの

:クラフト回が楽しみ

:王侯貴族向けラインナップ

:店主さん、普通に国宝作りそう

「大切にして頂けるものを作りたいとは考えていますが」

 レイはそう言って、空になった棚へ新しい布をかけた。

 いつかまた、そこに別の品が置かれるのだろう。

 夜の来ない島で、魔法道具店ラウンレイフィは今日も変わらず客を待つ。

 その一方で、ダンジョンの薄暗い通路では、小さな商人が大きな荷物を背負い直していた。

 ポリアは鼻を鳴らし、道の先を確かめる。

 王様へ渡す宝。

 領主へ渡す宝。

 自分の収集品。

 どれも価値が重い。

 けれど、荷物を重く感じることは悪いことではない。

 重い荷物は、高く売れる。

 誰に聞かせるでもなく、彼女は小さく呟いた。

「まだまだ、商売します」

 そして、小さな影はダンジョンの奥へ歩いていった。


---

セッション6:ゴブリン商人と三つの献上品

依頼:王侯貴族や有力者へ渡りをつけるための献上品の購入。

結果:売買成立。

獲得:ポリアの再来店、ポリア商会の存在、変幻の首飾りの来歴、三つの一点物の魔法具。

変化:ラウンレイフィ製の高級魔法具が、ポリア商会を通じて王侯貴族や有力者のもとへ渡る可能性が生まれた。

次回以降、ポリア商会の名は、各地の権力者の耳に少しずつ届き始める。



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