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夢の森書房での不思議な体験  作者: 柊瑠璃
第二章 本に喚ばれてしまった少女の話
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ここで瑠璃はいったん話を止めました。時刻を見るとお昼の時間になっていましたどおりでいい匂いがしてくるはずです。

「お昼の前に質問をいたします。この好きな子に意地悪したくなる男子の心情をどう思われますか。これはリアム様にお答えいただきましょうか」

「そうですね……好きだから意地悪をしてしまうというのはわからなくはないですね。その子の気を引きたいというのが一番の目的ですね。でもそれがきっかけでその子が自分のことを苦手になってしまうというのは悲しいと思います。ですから、僕は素直が一番だと思いますよ。そうすれば好きな相手が自分を苦手になることはないですからね」

「そうですか……お答えいただきありがとうございます。」

その答えに対し何か思うところがあったのでしょうか。ロイドは何かを考えているようでしたがその考えを口にすることはなく、静かに頷きました。

「それでは、お昼にしましょう。また14時頃ここに集まりましょう」

それだけ言うと皆で食堂に向かいました。その日のメニューはおいしそうなグラタンに玉ねぎが丸ごと一個入ったコンソメのスープでした。それから好きなことをして過ごしているうちに14時になり先ほどの部屋へ向かうとまた人数分の椅子が用意されていて瑠璃は深呼吸を一度してから話し始めると同時にまた少女が出てきました。


しかし、今のクレアならその気持ちが少しだけわかるような気がしていました。好きという感情には様々な種類があり、その気持ちは簡単に忘れられないものです。そしてお節介ではあると思いましたがクレアは父に彼の状況を説明し、助けてもらおうと決意します。それがきっと今のクレアにできる最善の方法だからです。そう決めたクレアはその日はジェイクと一緒には帰りませんでした。きっと彼もそれどころではないでしょうから。

そうして数日後、ジェイクはクレアの家を訪れていました。クレアの父親から話があると言われたからです。学校が終わると一緒に帰りクレアの家でクレアの父親が帰ってくるのをまっていました。そして18時過ぎにクレアの父親が帰ってきました。

「君が、ジェイク君かな? はじめまして。クレアの父で君の父親の友人でもあるんだ。実は私は警察官をしていてね。きっとクレアからは公務員としかきいていなかっただろう? 私がそう言うように言ったんだ。君を怖がらせないためにね。君の父親と少し話してもいいかな? 大丈夫。君は頑張っているから君は何も悪いことはしていないよ。まずは睡眠をとりなさい。その顔では誰もが心配してしまう。」

「けど、勉強しなくちゃ……いい点数を取らなくちゃ父さんが……」

「大丈夫。その問題はこれから解決するから。家で寝ていくといい。布団を敷いておくようにクレアには言ってあったんだ。大丈夫。電話番号はわかっているよ。変えていなければの話だが、まあ大丈夫だろう。おなかはすいていないかい?」

「はい、大丈夫です。でも申し訳ないです。まだ二回しか伺っていないのに……」

「それは気にしなくていい。私の親友の息子なのだから」

その言葉に彼は素直に頷き、奥の布団が敷いてある部屋に向かいました。そこには布団が敷いてありきっとか彼女の父親であろうと思われる寝間着もおいてありました。彼はそれに着替えると布団に入りすぐ寝てしまいました。その様子を確認したクレアの父親は電話をかけようと動き始めます。彼の鞄のなかにあるであろうスマホには十分おきに電話がかかってきていました。おそらく彼の父親からでしょう。勝手に鞄の中を確認するわけにはいかないのでそのままにしておきましたがその電話の量は異常です。彼は家の電話を手に取ると彼の父親に電話をかけました。携帯の電話番号は新しいのを前に一度教えてもらっ

ていたので電話はすぐにかかりました。

「久しぶりだな。ローガン。元気にしているか?」

そのあとの言葉は聞こえませんでしたがかなり取り乱しているようです。息子からは友達の家に遊びに行くと伝えてあったようなのですが、門限をすぎても帰ってこない何度も連絡しているのですが、連絡がつかないので何度も電話をかけてきていたのでしょう。


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