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【第二弾】インスタント小説集  作者: 三色団子


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鼻歌

羞恥シチュ大好き侍


 暇になると鼻歌を歌ってしまうのが恥ずかしくて、一人の時以外は気をつけるようにしていた。


 部室には誰もいなくて、運動着に着替えながらつい歌っていた。


 着替え終えるまで誰も来なくて、サビもかなり盛り上がってしまった。


 そそくさと外に出ると、ちょうど隣の部室から啓悟(けいご)が出てきて鉢合わせた。


 私の前を何食わぬ顔で歩きながら、ふいに鼻歌を歌いだす。


「ちょっと、え、待って、聞こえてたの」


「壁薄いからなぁ。ご機嫌だったじゃん」


 言って、鼻歌が熱唱もかくやのサビに入った。


「はっずい。やめてよ」


 熱くなった顔をぱたぱたと仰いで啓悟を蹴飛ばした。


「いった、くはねぇな。つーか結構歌うまいじゃん」


「うるさい」


「部活終わったらカラオケ行かね?」


「……行く」


 啓悟がまた歌いだしたから、今度は強めに蹴飛ばした。


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