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【第二弾】インスタント小説集  作者: 三色団子


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ブサイク

整形は”やって終わり”ではない。むしろはじまりである。


「やべぇ美鈴菌ついた。きったねぇはいタッチ」


 肩がぶつかった男子が他の男子にタッチして鬼ごっこが始まった。


 私を馬鹿にしていじめて、みんな笑っている。


 心当たりはまるでない。といえば嘘になる。


 この前の放課後の掃除の時間に、鼻筋を整形したとか言って自慢していたやつがいて、「大して変わってないじゃん」って言ったことが原因だろう。


「はぁ? なにそれ貧乏のひがみ?」


「僻んでるのはあんたでしょ。自分の顔が醜いから整形したんでしょ?」


「お前は性格を整形してもらった方がいいよ」


「あんたほど歪んでないし。つーか、鼻曲がってるよ」


「え、うそっ」


 その女子は焦ったようにトイレに駆け込んでいき、私は帰った。


 次の日から、周りからハブられ、嫌がらせを受け、今に至る。


 放課後、下駄箱に虫がたくさん入っていた。せっせと集めたんだと思うと少しかわいく思えてくる。靴は片方無くなっていた。


 整形したやつの靴を片方履いて、私は家に帰った。


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