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【第二弾】インスタント小説集  作者: 三色団子


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虎の穴

刺青です


 深夜二時なら大丈夫だろうとコインランドリーを訪れた。


 女性が一人いて躊躇ったが、帰るわけにもいかず中へと入る。


 反対側の洗濯機にベッドシーツを入れてふと後ろを振り返った。


 洗濯物を取り出している最中の女性のスカートがひらりと浮いて、パンツが見えそう、いや見えた、と思った瞬間、俺は固まった。


 パンツの中から虎の尻尾が伸びていたのだ。


 女性はこちらをちらと見て小さく笑うと、ケツを突き出しスカートをたくし上げて、ぐいとパンツをくい込ませた。


 尻尾とは反対方向から虎の顔がこちらを睨んでいた。


 ごくりと唾を飲み、女性はさらにその虎の巣穴をゆっくりとあらわにする。


 つまり、そういうことだろう。


 俺は吸い込まれるように巣穴の中へと入っていった。


 その虎が実はオスだったと気付いたときにはもう、色々と手遅れだった。


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