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【第二弾】インスタント小説集  作者: 三色団子


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ゲリ豪雨

掃除が大変


 ゴロゴロと雷のような腹の音が鳴った。


 家まで徒歩十分、今の状態なら十五から二十分だろう。


 西口から出たのは間違いだったか。家までコンビニはない。


 いやでも南口から出たら遠いし。


 ケツの穴をキュッと締めながら、一歩、また一歩と踏みしめて歩く。


 夏でもないのに、雨も降っていないのに、滝のような汗でびしゃびしゃだ。


 ぐっ、あ。


 ふぅ、今のは危なかった。


 しかし峠は越えた。短時間なら全速力で走れるはずだ。


 電柱についた手を離して、一か八かと駆け出した。


 自宅のドアに手がかかり、積乱雲もかくやと腹の雷が落ちた。


 まずいまずいまずい。


 リュックを投げ、がちゃがちゃとベルトを外し、トイレへ駆け込んで、ゲリラ豪雨のような下痢が便器にふりそそいだ。


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