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【第二弾】インスタント小説集  作者: 三色団子


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マイクロアグレッション


 俺は地雷原を安全に歩くことに定評があった。


 だから油断していたのかもしれない。


「頭のいい女と顔のいい女、どっちがいい?」


 何気ない彼女からのその問いに、俺は持ち前の経験から瞬時に真の意味を察して、自信満々に答えたんだ。


「あんまりこだわりはないよ。君が一番だからね」


「待って。誰が顔も頭もよくない女だって?」


「いや言ってない言ってない。誤解だよ」


 地雷は足を離した瞬間に爆発するんだ。


 つまり、俺は対応を誤った。


 これまで解除してこなかった地雷も誘爆を起こしながら、俺のスマホに元カノから着信が入った。


 彼女の目が発信者名を捉えたのがよく分かった。


 ああ、ちくしょう。地雷を対処してたらドローンがきやがった。


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