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【第二弾】インスタント小説集  作者: 三色団子


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窓の外

開示請求には気を付けてね。

家族がやってるパターンもあるから。


 空の青いことは関係がなくなった。


 窓もカーテンも閉めっ放しの暗い部屋で目を覚ます。


 まずやることはスマホに触れてSNSの巡回だ。


 日常系アカウントで学校の愚痴をつぶやく。


 政治系アカウントで現政権への難癖をつぶやく。


 ママ系アカウントで夫や男への破綻した怒りをつぶやく。


 エコーチェンバーがぞろぞろ私を取り囲んで増長し持ち上げてくる。


 気持ちがよかった。


 強くなった気分だった。


 何かを成し遂げた万能感が心を満たしていた。


 以前、開示請求だかがきてお母さんが私の部屋を訪ねてきたけど、そんなの私の知ったことではない。


 私につぶやかせるようなことをしたやつらが悪いのだ。


 巡回を終えてショート動画を無限にスワイプしていく。


 関係ない。関係ない。


 カーテンさえ開けなければ、窓の外の景色は見えないのだから。


~~~~~テンプレート~~~~~

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