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【第二弾】インスタント小説集  作者: 三色団子


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免許


 車の運転なんて楽勝だろ。


 そう思っていた時期がありました。というか今でもちょっと思ってる。


「どうして無免許であんな運転したんだ」


「自分にもできると思って」


 そう思って、盗んだ軽自動車に友人三人を乗せた。


 河川敷の道路を爆走して、直進なのに制御できず、水門に突っ込んだ。


 車は大破、友人三人のうち一人は死亡、二人は意識不明の重体。唯一シートベルトをしていた俺だけが生き残った。


「あのなぁ。こういうのあまり言っちゃいけないんだけど」


 宿題はやったけど家に忘れたって言った俺に先生がする顔をしていた。


「免許ってのは度を超えた馬鹿を足切りするためのもんなんだよ」


 なるほど、だからか。


 友人三人は運転の資格もない足切りにあった馬鹿だったんだ。


 そして生き残った俺は、車を運転する資格があるに違いない。


 なんだか少し自信が取り戻せた気分だった。


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