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【第二弾】インスタント小説集  作者: 三色団子


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見世物

失禁じゃなくて破水なんだけどね


 十字架に括りつけられた十代後半くらいの少女が運ばれてきた。


 マイクを持った司会者が「一番の方からどうぞ」と壇上に促す。


 恰幅のいい妙齢の男性が上がった。


 どこにしようかと悩んだ様子で、持っていた針を少女のへそに刺す。


 少女は痛みに震えて縛っている鎖を鳴らしたがそれだけだった。


「では次の方」


 腹、太股、膝裏、踵、尻、手の平、二の腕、右乳首。


 次々と代わる代わる刺していくが、中々どうして、今回はしぶといようだ。


「おや最後となりましたね」


 ようやく私の番がやってきた。


 少女の前に立ち、視線を通わせる。


 分かってるよ。少女が大きく目を見開いていた。


 微かに瞳が揺れている。ふふっ、やっぱりそうだ。


 へその少し下にゆっくりと針を刺していく。根元までずっぷりと。


 瞬間、少女が失禁した。


 おお、と歓声があがって、拍手が起こった。


 へへっ、今回も私の勝ち!


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