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【第二弾】インスタント小説集  作者: 三色団子


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食用家畜オーク肉


 異世界転移した先で俺を助けてくれたのは美しい女性だった。


「もしかして、異世界から来た方ですか」


「多分?」


「いえその姿を見れば分かります。大変、早く国に報せなくては」


 嬉しそうに言う女性に連れられて、俺はオークの国にやってきた。


 オークといっても街並みと装いは洗練されており、違いと言えば見た目くらいなものだ。


 聞くところによるとこの女性もオークらしいが、人にしか見えなかった。


 俺は国王に歓迎され、晩餐会が催された。


 どうやらかつて異世界人がこの国を救ったらしい。


 そこにはあの女性もいた。なんとも幸せそうな表情だ。


 だが席には座っておらず、テーブルの上である。


「彼女はなにを?」


「あれは食用ですから。王室御用達で、大変美味ですよ」


 言う間にだん! と首が落とされた。


 呆然としている間にも調理が進み、皿にステーキが並んだ。


 ステーキは涙が出るほど美味かった。


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