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【第二弾】インスタント小説集  作者: 三色団子


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嘘つき

”私”には、ね?


 泥棒になりたかった。だから、嘘ばかりついていた。


 当時好きだった女の子に対して、どう接していいか分からず、事あるごとに揶揄ったり意地悪をしてなんとか気を引こうとしていた。


 けれどその子は毅然としてこちらを見向きもしない。


 苛立ちばかりが募る中、その子が他の男子と仲良く話をして、しかも笑っているところを見てしまった。


 私にはそんな表情を見せたことないくせに。


 気付けば足は勝手に動いていて、偶然を装いながら、そいつらの横を通り過ぎるふりをして、ちょっかいをかけにいった。


「うわ、お前ら付き合ってんの?」


「まだ付き合ってねーよ」


「まだって、じゃあこいつのこと好きなんだ」


「そうだけど?」


「マジ? キモ」


「なにお前も好きなの?」


「そんなわけないじゃん」


 そんなわけ。


~~~~~テンプレート~~~~~

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