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【第二弾】インスタント小説集  作者: 三色団子


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29/64

ダチョウ

ダチョウの寝相を真似するとめちゃくちゃ首が痛くなる


 三歳になる息子はかくれんぼが大好きだ。


 今もレースカーテンに隠れてニコニコしている。


「どこかな~」


 近くを通るとくすくす笑うし、時間をかけすぎると自分から出てくる。


「うわびっくりした。ぜんぜん分かんなかったよ」


「もういっかい!」


 しばらくしてから「もういいかい」「もういいよ」声がした方に向かった。


 今度は畳んで重ねた布団の隙間に頭を突っ込んでいた。


 いやダチョウかよ。ってこれは謬説(びゅうせつ)だったっけ。


 それから何回か繰り返し、おやつを食べる頃にはうとうとしだす。


 布団を敷いておくと、いつの間にか眠っているのだ。


 ずいぶんと静かになったので様子を見に行く。


 うつ伏せに体を丸めて、顎で頭を支える首の痛そうな寝相をしていた。


 いやダチョウかよ。


 起こさないよう慎重に体を転がして、毛布をかけた。


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