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【第二弾】インスタント小説集  作者: 三色団子


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刑務所


 映画やドラマじゃないんだから、と思っていた。


 いざ自分が当事者になると、「そんなバカな」と叫びたくなる。


 不同意わいせつの容疑で逮捕、起訴され、見事有罪が確定した。


 懲役は七年だそうだ。俺はやっていない。冤罪なのだ。


 しかし、どれだけ証言しても被害者の申告が優先されてしまった。


 要約すると、わいせつ行為に及んだ証拠は被害者の証言以外にないが、それを否定する証拠もまたないからとのこと。裁判官は女性だった。


「反省しろ」と言われて収監されたが、何を反省すればいいのだろう。


 受刑者の方々はそんな俺に同情し、優しくしてくれた。仲間として受け入れてくれた。途端に申し訳なくなって、俺は猛省した。


 七年後、無事出所することができた。


 あの女を見つけ出し、今度はちゃんとレイプしてやった。


 ついでに、確実を期するために殺しておいた。


 ははっ、これでようやくみんなの仲間入りができる。


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