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【第二弾】インスタント小説集  作者: 三色団子


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アルバイト


 バイト先のパン屋でレジ打ちをしている最中に、もう一人のバイトが社員さんに呼ばれて裏に行った。


 お昼を過ぎたとはいえ、客を一人でさばくのはさすがにしんどい。


 焼き上がったパンの品出しや補充もできないまましばらく、社員さんだけが戻ってきて「任せちゃってごめんね」と疲れた顔をしていた。


「何かあったんですか?」


「また勝手な金額で会計してたから注意したんだけどね」


「うわーまたやったんですか」


「なんか『高校生にもできることが私にはできないのでもうやめます!』って泣きながら帰っちゃった」


「大変っすね。お疲れ様です」


「ほんとね。佐藤君がいてくれて助かるよ」


 客がやってきて会話が途切れる。


 トレイのパンを袋に入れながら金額を打ち込み、小計をする。


「ありがとうございました」


 今日の廃棄は野沢菜だろうか。


 品出しをしながら、持ち帰るパンにあたりをつけた。


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