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【第二弾】インスタント小説集  作者: 三色団子


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え、だれ?


 仕事から帰ってインターフォンを押すと、うきうきした声で娘が出る。


 ガチャ、と鍵が開いて「ただいま」と家の中へ入ろうとすると、「だめ!」外へと押し戻された。


「もういっかい」


 鍵を閉められ、もう一度インターフォンを押すところからだ。


 インターフォンに応答するのが娘のマイブームらしく、ここ最近は中々家にあげてもらえなかった。


 そんな休日に、インターフォンは鳴っていないのに娘が通話ボタンを押した。


「はい、あんちゃんです!」


 不思議に思って画面を見るが、カメラには誰も映っていない。


「誰かいるの?」


「みてわかんないの」


 娘はやれやれとでも言いたげに台から降り、玄関へと走ってドアを開けた。


「おかえり」


 やはり誰もいない。いや待て。


 それじゃあいったい、娘は何を招き入れたんだ?


 ヒヤリと冷たい汗が背筋を伝った。


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