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Q:新しいお洋服なの! 似合う? A:似合う似合う。可愛いです


 どうして俺が前線にいく事になったのか。大魔帝王の言った理由を聞いて大いに納得した


 街に入る際、嘘をついたから。である


 久遠人アンを探していた騎士達に俺は嘘をついた事に間違いはない。いつ? この街に入る際に、嘘八百でアンの身分を俺と同じハーフエルフだと言い張ったのだ

 嘘をつかれる事が嫌いな大魔帝王が考えた法律で、最初から数えて三番目に来るほど当たり前な物だそうだ。日常的に嘘をつく事までは裁かないが、こういった街に入る時は駄目だとか。嘘だと解れば大体が監獄送りか前線送り


 それで納得。この大陸の魔族達がやたらとチョロいと思えば、法律で決まっていた事なら理解できなくもない。一応はこの国唯一の王様だからな。権力とかスンゴイんだろう


 しかし、悪い事ばかりではない。ラサンと言えば、アビーの街だ。そういえば、半年から一年で人が攻めて来るとかなんとか言ってた言ってた

 俺が谷底から脱出してもう七ヶ月くらい経っているのか。フィエの街からうろちょろしてここまで着たけど、真っ直ぐ向かえばラサンは三ヶ月くらいで着くんじゃないかな


 三日以内に街を出て、ラサンに向かうよう命を受けた。街を出る準備、アンを探していたときの休息を考えれば妥当な日数

 因みに戦争はまだ始めっていないそうだ。予想では俺が着く頃始まるらしい。本当に見計らった様なタイミングだ


 言う事だけ言い、そのあと大魔帝王はアンゴレさんの通信をさっさと切った。ぺこりと一度頭を下げてアンゴレさんは部屋を出て行った


「まるで台風の様な王様だ」

「まあ、その内慣れるよ。それよりもキリル、三日後まではこの街にいるだろ?」


 そのつもりなので頷く。三日後の早朝にはラサンに向けて発つつもりだ


「なら俺の家で泊まるといい。宿代も浮くし、アンちゃんにも色々と旅の支度をさせないといけないしな」

「恐い人じゃないの?」


 アンを気遣った言葉に本人が質問する。いつの間にか甲冑姿からシャツとズボンへとは着替えを済ませていたウィルはアンに近づいて頭を撫でた


「いいや、俺は仕事で君に嫌な事をしてしまった。恐い人だ」

「え」


 頭を撫でられた直後は嫌な顔一つしなかったアンだが、悪い人を自称した瞬間に顔を歪ませた


「でも、もう嫌な事をしないと約束するよ。仲直りしないか?」


 警戒心満点お顔でウィルを見つめるアンは渋々と言った感じで頷く


「そういうことなら」


 許しを得たウィルはアンの頭を更に強く撫でる。その顔はもの凄く緩んでいた。ほほう、なるほど。俺のときもそう感じていたが、ウィルは随分と子供に優しいな

 首から動いてしまう様な撫で方にアンが嫌がり、腕を振りほどいて逃げ出す。俺の方に走って来るが、ウィルがそれを逃がさずに追いかけながら再度撫でる


「ロリコンだったか」〈ロリコンでしたか〉

「人聞き悪いなキリル! 俺はロリコンじゃない! 子供が好きなんだ」

「ショタコンの毛もあると!?」

「ないよ!?」


 それはもうドン引きである。家の子に近づかないでください。ウィルは俺の言葉に追いかけるのをやめて立ち止まり、一回だけ咳払いをした

 「冗談はそれくらいにして」とウィルは前置きをする。俺はガチで言ったんだけどな


「三日後、二人に渡したい物があるから屋敷を出る前には一度俺の所に来てくれ」

「ん? ああ、わかった」


 取り敢えず今日はまだ日も高いし、街にくり出す事にした。その事を家主に伝える

 すると先に荷物を置いていけばいいと、泊まる部屋まで案内してくれた。部屋は二人部屋で反発力抜群のベットが印象的で、燭台、カーテン、クローゼット、絨毯に机椅子に至るまでどれも高そうで触れるのも恐ろしい品の数々だった

 正直ここまでもてなされなくても良いんだが、悪い気はしない


 買い物に必要のない荷物を置き、防寒着を着込み屋敷を出た。お腹がすいたので何かを食べよう。ウィルの屋敷で何かを食べたらお義兄さんの所みたいな細い食事になるに決まっている

 パンを千切って食べるのはもう勘弁

 

 

 

 昼食を済ませた後はアンの服を買おう。もう俺と同じ防寒具は結構だ。ダサいしむさい。なんだよ上下クリーム色って、どんなセンスでそんなの着るんだって話。作ったヤツもそれが解ってたんだろう。この防寒具機能はいいのにめちゃくちゃ安かったもの。買うって言ったらとても嬉しそうだったもの


〈自分で言っていて悲しくありませんか?〉

「俺自身は着れてちゃんと服として機能すればそれでいい」

「私はこの服でもいいよ?」


「それは駄目だ。絶対絶対絶対駄目だ」

「オメメさん。パパはどうしたの?」

〈一種の病です。そっとしておきましょう〉


 病という言葉にアンがうろたえるのを全魔眼が何とか説明をする。何とも微笑ましい。全魔眼が誤解を解いた後、服屋四軒、雑貨屋二軒、帽子屋二軒を周りに回った

 アンは長い上、綺麗な純白の髪を持つ。今は少し頬が痩けているが、食事をしっかりと取ればふっくらとした張りのある肌に戻る。それらを考えた上で服を選び現状少しばかり大きめの服を買う


 赤やピンクは女の子なのだから当然似合う。白や黒と言った誰しもが似合う色も、それ以上の着こなしで似合う。黄色や紫といった少々人を選ぶ色も試してみたがまあ! 似合う。白い髪には多くの色が似合って服を選ぶにも時間が掛かった


 髪の結び方は知らないというので、好きな髪型が決まるまでは色々試せるようヘアピンやらゴム輪などを購入。最後に寒いので防寒具としても使える帽子を探す


 白黒青の三色の服を買い。現在は白の服を来ている

 白いウシャンカ。前世では良くコサック帽だとかロシア帽とかと呼ばれる物だ。黒いシャプカも購入してある。寒いので白い肌着に長袖のセーター、その上に首回りや袖周りにファーのついたムートン・ポンチョを着て。ズボンかスカートで迷ったが寒いので厚手の生地のズボンを履く


 ほぼ全てを白一色で固めているが、汚れなどはこの雪山にいる限り考える事ではない。黒や青と言った雪山以外でも着れる服もあるし取り敢えずはこの程度の買い物で済ませておく

 といっても買い物という買い物は十分に出来た。旅に必要な買い物はあまりないし、ほとんど準備は終わった


 三日の休息は流れるように終わりを迎え、三日後の朝俺たちはウィルに見送られながら街を後にした。別れ際のウィルの顔は折角警戒心が解けてきたアンとの別れを惜しむ表情で、かなり面白い物になっていた

 ウィルからはとってもいい物を貰ったのでそこの所はからかわないでおく





 本日、コナンの最新映画を見てきました。いやあ〜! ジョリーロジャーと同じくらい面白い出来でしたね!

 言っておきますがコナンの映画を見ている人であれば、私の言わんとする事がよくおわかりになると思われますが、これはあくまで私の感想ですのであしからず


 さて、どうにも私は通貨のお話が上手くできないようで、またも打ち切るようにして話を閉じてしまいました。副都に関しては、まだ終わってはいないのですが街を後にするという行程や。書いていて楽しいのですが、先にとてつもなく書きたい描写があるとどうも雑になるのです。そう考えてもフィエの街は酷かった


 この街の最後は上手い事運べばいいと思います

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