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Q:全魔眼の中で、最も使い勝手がいい魔眼と言えば、催眠眼だよな? A:効果には個人差があります


 三十分、速い投稿


 弓を持つシエフォさんを中心に残して俺、ヂジェさん、ウエヒさん、オンノさんで三方向に別れる。ウエヒさんとオンノさんは二人一組だ。シエフォさんが全体的にフォローするので、彼らは彼らで上手くやってくれるだろう

 こんな土砂降りの中でもあれだけ正確無比な弓だ心強い。他の魔族は、知らんがここは背中を預けよう


 五十倍の世界を保ったまま地を這う様に走る。知覚強化スキルは確かに凄いのだが、問題が一つある。飛んだり足が地面についていないと、自然落下という形になってしまうので身動きが取れなくなる。どれだけ凄いスキルにしても、弱点ってのはあるもんだ


 崩れ落ちた二体のゴブリンから剣を引き抜く。ゴブリンの魔核の位置は胸だ

 魔物には必ずある魔核だが、弱ければ弱い程小さくなる。え、小さい体内の核を壊す方が大変そうだって? まあ、弱いと判断される所以がある。ゴブリン程弱いと体内でなく、体外にあるのだ。ゴブリンを正面から見ると魔核丸出し


 逆に強ければ強い程大きくなったり、数も増えたりするらしい。洞窟内に居たあのでっかい魔物は、ホントは厄介なんだ。動きを止め、生きたまま魔核を取り除いたから簡単に倒せただけであり。正面からしっかりと戦うとなると、地上で首を落としてから半日放置か、水中で魔核を壊さなければならない

 水系の魔物と水中で戦うなんて面倒な真似したくない


 化け物級の魔物は簡単に倒せる様に攻略する必要があるんだ。まあ、こんなゴブリンにはそんなの必要ないけどね。胸の辺りの表皮を、魔核ごとかっ捌く。それだけで簡単に倒せる

 どうにも強い魔物の魔核には再生能力がある物も居るから粉々にしないといけない場合もあると聞くね


「う〜む。ゴブリン。スキル無くても全然余裕そうだな」

〈そういいましても、やはり後に控えるワーウルフは油断できませんよ。強そうには見えませんが、速そうです〉


 まあ、全魔眼アシストでその時に発動してくれても構わないのだよ?


〈それでも構いませんが、飛んだり跳ねたりしてると死ねますよ

 それと、他の魔族の方々は本当に大丈夫でしょうか?〉


 しっかり補助輪なしで頑張れってことか。他の皆?

 二番目に近い、ヂジェさんは苦戦もなさそうに何とかやってる

 一番近い、シエフォさんは特に言う事もない程チクチク弓を射ってる

 一番遠くに居る、ウエヒさんも大きく振ってゴブリンを寄せ付けない

 ウエヒさんの近くで、オンノさんは素手で一匹倒した所か。……あの魔族素手かよ! ウエヒさんもう少し面倒見てあげて!


 余りにも可哀想だし、剣一つあげるか。ノルマも一匹減らそう。左手の剣をオンノさんの近くに居るゴブリンに投げつける。あ、頭に刺さってしまった。オンノさんは剣が頭に刺さったゴブリンを見て、それから俺の方を見た


 「オンノさん! それ使ってください!」そう口に出しても向こうに届いているかは解らない。ギャとか、ギョとかゴブリンの鳴き声がそこら中から聞こえてくるからだ

 一応、剣を後頭部に当て左手でそれを抜いて使う様なジェスチャーを加えておく。これで伝わるだろうか?


「つかっていいんですか?」


 オンノさんの声が聞こえる。え、まさか。俺の耳こんな状況でも聞き分ける事が出来たの? 流石に驚き。漫画でよくある血筋補正か。母さんありがとう。オンノさんには頷いて答えておく


「ん? おい! オンノが武器持ってんぞ!」

「やべえ! 皆離れろ!」

「ちょ! 待て! もう少し待て!」


 あれ? 他の魔族達の声も聞こえる。しかも、もの凄く不吉な会話だコレ

 ゴブリンを片付けつつ、オンノさんの方を見る。ウエヒさんが全力でシエフォさんの方に走っていた。どうした?


 そう思った瞬間。アダフさんのボロボロに剣、その剣の柄から生えた三メートルを超える光の剣がゴブリンを薙ぎ払った


「なんじゃそりゃああああ!」


 魔物も今の光景に戦き一歩後ろに下がる。怯んでいるうちに俺はシエフォさんの元に走った。戻ると既に、一番遠くにいたはずのウエヒさんが息を切らしながら大の字に寝ていた。まだ寝んな。戦ってる方も居るでしょうが


「アレの説明をしてもらっても?」

「うお、移動速っ!」


 オンノさんを指差しながら話を聞く。シエフォさんは黙々と矢を射ち続けているので、ウエヒさんに答えてもらおう。説明しようとした辺りでヂジェさんが戻って来た。この魔族はホントに淡々と仕事をこなして、影うっすいな


「俺ら頭の長い型した魔族は、何かしらの起爆スイッチに触れたりすると、今まで貯めた魔法の余分な魔力とか、戦闘中の感情をエネルギーに変え爆発的な力を得られるんだ。まあ、その分使った後は弱体化するけどな

 因みに、自力で発動できるヤツはスロースターターかクイックスターターに別れるんだが、アイツはそんなの無い。コントロールしきれてないし、発動スイッチが武器を持つだから、正直暴れ馬もいい所」

「すいません。武器渡しちゃって……それにしても魔族って色んな方がいますね。因みにマールさんはスロー? クイック?」

「マールさんは超がつく程のスローだな。あそこまでコントロールできてる方は見たこと無い」


 おいおい、あの魔族、戦ってるとアレより強くなるの? 知覚百倍で何とか受け止められたのに?

 マールさんのふざけた強さに文句の言葉を思い描いていると、ガラスの割れた様な高い音が聞こえる。オンノさんの光の剣が折れたのだ。もちろんそれの媒体になってたアダフさんの剣も柄だけになっている。ぱたりと倒れたオンノさんはどこか満足そうだ


 オンノさんが倒れたと同時にワーウルフの遠吠えも聞こえた。するとどうだろう。俺が倒す予定のゴブリンが前進し始めているではないか。ちっ、息を吹き返したか

 オンノさんの周りにはゴブリンはいないが、力つきて倒れた彼を襲おうとゴブリンが寄っていくのが見える。といっても、残りのゴブリンの数はたかが知れている。俺は残りに三体だし、シエフォさんはもうノルマを達成した。オンノさんに至っては数体多く倒している。オンノさんのおかげで、ヂジェさんは後二体倒せばいい計算になり、ウエヒさんはノルマ終了だ


〈主、ワーウルフの遠吠えですが。息を吹き返したのではなく、逃げる為に残りのゴブリンで時間稼ぎをする様です〉


 指揮がバレバレである。ふむ、よし


「ヂジェさんとウエヒさんは、オンノさんを回収して来てください

 シエフォさんは俺の分お願いしてもいいですか? さくっとワーウルフ捕まえてくるんで」


 三人が頷く。シエフォさんが構えた辺りで全員が動き出す

 よし、全魔眼。六十まであげてくれ


〈既に〉


 さっきよりも遅い世界を走る。六十倍に適応する様動いているので回りからしたらさっきよりも速いだろうな。踵を返すワーウルフの足めがけて剣を投げる。今思ったんだけど、俺剣投げすぎかな? 剣士に怒られないかな?


〈今更かと思いますよ。ああ、魔核は腹部なんで気をつけてください〉


 りょーかい。思った以上にワーウルフの耐久が無いのか。それとも六十倍は普通の魔物に使うには強すぎるのか。どっちか解らないが、右足が飛んだ。なんかゴメン

 逃げる事が困難と察したワーウルフは片足で俺に飛びかかって来た。正直スローに見えてなくても簡単に避けれる。もう一本剣を作り出し、ぬかるむ地面を足からスライディング。ワーウルフの下をくぐり、すれ違い様にもう一本の足も落とす


〈血も涙も無い〉


 なんとでも言いなさい。目の前で惨劇があれば誰にだって出来る様になるさね

 足も無いので地面に着地は不可能。だと思ったんだけど腕力だけで俺に飛びかかってくるか! クサい口を大きく開いての噛みつき


〈頑張れ!〉


 どっちの応援んんん?!

 ワーウルフから引いて距離を取る。地面の剣を拾うと攻撃が皮ぶりに終わったワーウルフの腕を地面と縫い合わせる。前腕の骨と骨の間を通してあるので動けまい

 肩と首の間にある鎖骨の名前の由来って、奴隷の鎖骨を鎖でつないでおく所から来たんだと、心底どうでもいいよね


「ワーウルフ。君はどこから来たんだい? さっき汗臭い臭いを感じて来てみればって言ってたよね?」

「グル!? グルルルル」


 あ〜、何言ってるのか全然解らん。全魔眼


〈『なに!? 雑種が我らの言葉を理解するか』と言っています〉

「え、質問に答えろよ。剥製になりたいのか?」

〈『脅しには屈しないぞ馬鹿が! 痛みにだって堪え抜いてやる!』〉


 カッコい〜! 拷問には屈しないぞ。ってヤツだ。じゃあ、いいや

 全魔眼。催眠眼でコイツから抜けるだけ情報抜いてくれ


〈了解しました〉


 俺と目を合わせると、ワーウルフが虚ろな目になった。そしてゆっくりと俺らの知りたい事が解ってくる





 前回、俺を含め、四人の魔族が……

 と書かれています。しかし、その次の文章には四人の魔族の名前が書かれています。アハ現象ではございません。書き間違えです。ここに書いたので書き直さないのは通例ですぜ!

 コメントがあったら書き直すのも通例ですぜ! まだ来たこと無いけんどね


 それにしても、思ったよい早く今日の分出来上がり驚きです 今日中に次の話の頭を書いておけば来週は楽になるかな


 あ、三月の頭にテストあるんだ……

 あ、三日からゼルダやらなきゃ……


 オープンワールドでゼルダが出来る日が来るなんて!

 そうだ。三月の第一週から一週間お休みします。ゼルダやるんじゃないよ。ゼルダもやるけど、PCを使える環境にいないだけなんだよ


 ホントにごめんなさい。それまで頑張って投稿すっから! 私! がんばるから!

 よろっしゃっしゃあ〜す


〈最期は許さん〉

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