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Q:この村に足りないものはなんですか? A:探してみましょうその答え


 頭が痛い。二日酔いである。この世界に来て初めて酒を飲んだが、まさかここまで酒に弱い体とは思わなかった。子供だからだろうか? 叩かれ続ける様な痛みを出し続ける頭を抱え身体を起こす

 辺りを見回せば村長を始め、屈強な男達。我が同士達が酔いつぶれている。幸い誰も戻していないアビゲイルさん達と宿についたときから既に酒盛りは始まり、宿だけで行われる祭りみたいになってた


 いやあ、アビゲイルさんが俺よりもお酒に弱いとは思わなんだ。酔いつぶれたアビゲイルさんを回収していったマールさん達も飲めばよかったのに。今日の昼には出発するからお酒はいい、だなんてもったいない。良いお酒だったのだが

 取り敢えず顔を洗いたいな。井戸とかあるかな? まあ、最悪。魔法で顔を洗えば良い


 太陽が昇りさほど時間が立っていないだろうという時間帯に外に出る。気持ちのいい朝だ。雲もそれなりにあり、夏特有の肌寒さがあった。井戸を求め暫く歩く

 井戸は見つからなかったが泉から引かれた水路を見つけたのでそこで顔を洗う


「お前。酒を浴びる様に飲んだのにもう起きたのか」

「ああ、マールさん。おはようございます」


 話しかけて来たのはマールさんだ。いつも通り学ランの様な服をしっかりと着て、腰には剣が一本吊られている。相変わらずお硬い雰囲気を纏っている。中身はチョロいんだけどさ


「マールさんも随分とお速いですね」

「村の者に警備とか任せてたからな。速く寝れたんだ」

「なら、やっぱりマールさんもお酒飲めばよかったのに」


「オレら姉妹は酒に弱いんだよ。お前と違ってな」

「俺だってそんなに強くないですよ」

「一升半は呑んでただろうが」


 前世じゃ。その倍は余裕だったんだがな。うーむ、俺の周りが酒豪の集まりだったのか?

 寝癖を直しながらマールさんと宿へと戻る


「それにしても、村人に魔王の護衛や周辺警備を任せるなんて随分信用してるんですね」

「足り前じゃないか。同族だろ?」

「……その理論だと警備も不要になっちゃいますよ」


「何言ってるんだ。警戒するのは魔物とか魔獣だけだろ」


 何を言っているのか解らない。ほら、盗賊とかいるでしょう? そういうのは良いんですかね


「魔物はセーフフィールド無いに入れないが、魔獣は別だからな」


 警戒対象がとてつもなく狭い事を置いといて、全魔眼。魔獣ってなんだ?


〈魔族の言葉を理解して話せる魔物の事です。高い知識と、魔法の才能を併せ持つ種類が多い様ですね

 フェンリルは正確には魔獣とされています。他にも、言葉を発する事の出来るスライムが居たらそれも魔獣認定ですね〉


 言葉を話せるね……村の周りにいた魔物は話せたのかな?


〈魔獣は魔物よりも絶対数が少ないので、群をなして小さな村を襲うという事はしないと思いますよ〉


 ふっ、謎は深まるばかりだ


「マールさん。それはそうと、魔物とか魔獣以外の警戒が必要ない様な良いかたしてましたけど」

「同族が犯罪犯すわけないだろ? お前何言ってるんだ?」


 ここにアビゲイルさんの領地への不法侵入者がいるのですが、それはどう説明するのでしょう

 確かに魔族には良いヤツらが多いとは思っていたが、まさか犯罪を全くしないと言う事なのか。そりゃどこも治安が良いはずだ。まだ二つしか魔族が多く住む場所に言ってないけど


 要するに、この大陸にいる魔族は同族での諍いは一切なく。平和な生活を送っているという事か? 社会として成立している世の中でそんな事あり得ますかね

 あ、だからチョロく感じてしまうのか


〈ここ最近感じていた違和感が一つ晴れた様な気がしますね〉


 全くだな

 全魔眼との対話と、マールさんに幾つかの質問をしているうちに宿まで戻って来れた

 宿には既に朝食が用意され、アビゲイルさんとコレットさんは俺らが着て直ぐに朝食を取り始めた


 食べ始めると直ぐに、アビゲイルさんにやたらとお酒の事を聞かれた。強すぎるとか年齢に嘘をついてないかとか。お酒の強さはこの身体よりも前の方がよかったな。転生してからの年齢にも、もちろん嘘はない

 昼まで時間があるので俺は、村の探検に出ると子供っぽく振る舞ってみた。今までのイメージが強すぎて寧ろ気味悪がられたので、もうしない


「この村に見る所なんてあるかな? ボクは産まれた土地だから懐かしさに浸れるけど。村長、なんかあるかい?」

「む〜。……特にありませんな。家畜とか見てくか」


 どうやら、この村は本当にしなびれて何もないらしい。あれ? 今なんか気になる事言わなかった?


「領主様の故郷なのですか?」

「ああ、大分前にこの村で産まれたんだ。言っておくが、両親はもうこの村にいないぞ」

「挨拶したかったんですけどねえ」


 冗談が出たそんな頃を言ったら、頬を掠めて銀のナイフが飛んでいった。飛んで来た方向を見ると、コレットさんの指に四本のナイフが装備されているではないか。こんな所で無駄な魔力使っちゃっていいんですか?

 わかりました。やめます。両手を上げて降伏のポーズだって取ります。だからそんな恐い顔で俺を見ないで。まさに皮一枚というギリギリの所を掠め、血は出ていない。威嚇射撃にしたってこんな恐怖体験したこと無いわ


 あ、紐なしバンジーした


「まあ、何もなくても良いです。また今日から馬車に乗るのなら午前中は歩き回っておきます」

「キリル一人で大丈夫か? 迷子になったりしないか?」


 村長。流石に馬鹿にし過ぎだ。いや、見た目は子供なんだけどさ


「多分大丈夫ですよ」


 当たり障り無い回答をしておこう。昼食を終え、コレットさんは朝食を片付ける手伝いをしにいった。アビゲイルさんはマールさんと手合わせをするいって、部屋を出て行った。村長を始めとする村人達はそそくさとどこかに消える。……筋トレか?


「だあ〜! 久々の一人の時間ってヤツだな」

〈そんな大声で話すと村人に聞こえますよ。一人で話す可哀想な子にクラスチェンジしちゃいますよ〉

「今は周りに人がいないから平気だって、心読まれるより普通に会話した方が気も楽だしな

 暇つぶしに昨日言った。なんか物足りないものでも考えようぜ」


 右を見て、左を見る。簡素な道、小さな小屋の様な家。人通りも少ない。ふむ、だからなんだというお話ですよ

 少しい遠くを見れば家畜小屋が見えた。羊みたいなのが歩いている。ああ、平和だ


〈解らないんですね〉

「うん」


 これだ! っていうのが見当たらないんだよなあ。警備の数? 村人全員が戦えそうだし


〈おや、アレは村長じゃないですか?〉

「そうだな。どこいくんだろう。考えても答えの解らない問題より、村長追っかけてみるか」

〈どっちもしょうもないですけどね〉


 それがいいんじゃないか





 本当は一話にまとめたかったのですが、難しそうなのでちょっとわけてみます


 難しそうな理由が時間がない。なんですけどね


 本当は一万文字とか打ちたい。でも一日間隔であげると三千前後が限界です(泣き)

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