静馬!奴との戯言はやめろ!!
「ビシュッ!」
巨大な光線に当てられて四条秋葉の身体は、砂の上にボロきれのように投げ出されたのであった。
「秋葉!秋葉!」
私はとっさにパイロット席からハッチを開けて、彼女のもとに駆け寄る。背後では、椎名小豆太郎の乗るドルーが、ビームライフルを手にしていた。
「静馬!奴との戯言は止めるんだ」
「うるさいっ。あんたに何がわかるというんだ。秋葉は俺のことを信じて受け入れてくれたんだぞ。な。秋葉」
「……お、兄ちゃん……」
「大丈夫か。秋葉」
「ダメよ……ダメダメ……」
「しっかりしろ。こんなビームライフルがなんだ」
「……もう、あたしの命も、消えてゆこうと……している」
「ダメだ。許さないっ。秋葉。僕たちはこうやってやっと出会えたんじゃないか」
「フフフ。もっと……もっと早く出会えれば良かったのに……」
「秋葉。しっかりしろ。お前は、サイキックガルダンの超能力の波動によって守られているんだ。だから、生きているんだよ」
「でも……もう、その命の炎も燃え尽きようとしているわ……」
「あんなに立派に戦っていたじゃないか。もっと踏ん張れよ」
「あたしの人生、長いようでとっても短かった……でも、最後の最後で、あなたに抱かれて……幸せだったよ」
「秋葉!秋葉!」
彼女の身体はとても冷たくなっていた。
「秋葉。どうして、あんたが死ななきゃいけないんだよ!」
と私は絶叫する。
「静馬。戦場では、涙は禁物だぞ。まだ、戦いは終わっていない」
「チャーリーさん。あんたの言うこともわかる……けど……」
「なら、パイロット席に戻れ」
「……はい」
力なくそう答えて私はグズに再び乗ると、チャーリーが事情を説明する。今、唯一、生き残ったガルダンがクワンプとゴルダンと戦っているのであった。
「さあ、我々で奴を倒そう」
と椎名社長が言うと、二つの爆発が発生する。
「クランプとゴルダンがやられてしまった」
私が唖然として眺めていると、真っ赤に光ったガルダンが森を越えてこちらに迫ってくるのであった。
「あんたら、秋葉を殺したなっ」
とオムロン少年の憎悪の念が恐ろしいほどにこちらに伝わってくる。




