元気な神様と第二の人生
すいません、以前投稿していた第二話を変更し、こちらの方へ変更させていていただきます。
あと、最初なのにも関わらず、ブックマークをしてくださっているかた、ありがとうございます!
感想なども貰えると、更に励みになります(最初なのにどんな感想を期待しているのか)
これからも、この小説を宜しくお願いします
異世界転生を熱烈に薦めてくるシルフィードを一旦落ち着かせて話を聞いてみると、転生の内容はこんな感じだった。
1、最初の記憶は一歳半から始まり、既にある程度なら話せたり、歩けたりすること。
2、家族や関係性の深い人達、または気になる人の名前は頭の上に名前が表示され、追加情報を要求すると、その人の状態が続けて表示されること。
3、現在の転生可能場所は姉が一人、妹が一人の貴族の長男であり、転生するとしたら確実にそこになること。
4、勝間が想像している通り、能力や才能は色をつけて付与すること。
の計4つ。
見ず知らずの自分に提案するものにしては、かなりの融通であった。
取り敢えず話を聞いてみて納得すると、自分は特にこれからすることもないので、シルフィードの提案に素直に乗ることにする。
快諾に頬を綻ばせるシルフィード。
彼女は、僕の同意をもう一度確認すると、左手の手首に尻尾をくわえた竜を、そして、右手の手首には複雑な特殊文字を用いた一つの文を描いた。
淡い灯りを灯し、竜の刻印のほうがひとりでに回り始める。
途端に、辺りの景色がより濃淡の濃い霧に包まれていき、彼女の姿もだんだんと霞んでいった。
「その二つの刻印は、きっとこの先の貴方の人生にとって有利に働いてくれることでしょう。私の姿を象った神殿が各地にあるはずです。困ったことがあったら何時でも其処から私の元へ来てください。きっと、その貴方の心と左手の《輪廻》がここへ再び導くことでしょう。貴方にとって、一番幸せな結末が共にあらんことを」
そう言って最後に手を握ってきたシルフィードが完全に霧の向こうに消えると、僕は謎の浮遊感に襲われ、先程と同じ強い睡眠欲になされるがままに意識を手放したーーーーーー
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ーーーー揺さぶられる感覚。
次に意識が覚醒したときに感じたのは、その感覚であった。
ゆっくりと瞼を開くと、目の前には、《チェスカ・エルティアカ》と頭の上に表示された黒髪の女性が、僕の顔を覗きこんでいる。
僕が起きたことを確認すると、春のような雰囲気を感じさせる笑みで、僕の手を取り立ち上がらせるような仕草をして彼女は言った。
「おはようございます、シルヴァリオ様。お昼寝は、もう十分にとることは出来ましたか?」
どうやら、此方の世界での僕の名前はシルヴァリオというらしい。
異世界らしいその名前に、鼓動が高鳴るのを感じながら、僕は大きく息を吸い込んだ。
今、僕の新しい異世界生活が始まる。




