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第80話 傷だらけのエルフ

この回はかなりエッチな文章が含まれています

苦手な方はご注意ください

「おはよう、ベル君」

「ふあぁあ、よく寝たぜ」

シーナさんとシュルスターがテントから出てくる

「おはよう。といっても、もう昼だけどね」

「え、もう?」

「おはようだよー」

「あら、マンドラゴラ」

「マンドラゴラじゃないよー。スミレだよー」

「あれ?ベル君、どういう事?」

「ああ、それはね・・・」


事情を話すと

「はぁ、やっぱりベル君ってお人好し過ぎるよね」

「そうかな?」

「やっぱり、自覚ないのね」


「お疲れ様です、お三方」

アリアさんも起きてきた


「お疲れさま。それで、女性たちの方は?」

盗賊団に捕らえられていた、傷だらけの女性たち

彼女たちの今後を、国王陛下が取り決めた

「あの者たちはアースラー王国の民だそうです。王都に到着して、すぐにアースラー国王に報告すると陛下が仰っていました。今後の行方はアースラーに委ねると」

「そうだったのか」

「あと、衰弱していたエルフは?」

「別のテントで療養中だけど、安心はできないな」

「ですね」


様子を見に行こうとしたけど

「ベル君、ここは私とアリアに任せてもらえない?」

シーナさんに止められる

「あのエルフは女の子でしょ?体を拭くとかになったら、服を脱がないといけないでしょ?男のベル君やシュルスターはダメよ」

尤もな発言だ

「分かった」

「おうよ、俺は最初からそんなつもりはねえからな」



しかし、数分後

エルフのいるテントから出てきた二人は疲れた顔をしていた


「ど、どうしたの?」

「あのエルフ・・・、私やアリアのいう事をちっとも聞いてくれない・・・。それどころか、一言も喋ってくれない!」

「体を拭いてあげますと言っても、脱ぐ気配はありませんし、脱がそうとしても抵抗されますし・・・」


頑なだな・・・

「どうしましょうか、シーナさん」

「どうすると言われても・・・」


うーんと悩む二人

「ここは不本意ですが、リーヴェルさんにお願いしましょう」

「へ・・・?」

「だって、ここに女性がいるのって私とアリア、それに王女殿下」

「しかし殿下は今、馬車の中でぐっすりとお休みになられてますし。無理に起こそうとしてもダメだと思います」


そう、今まで話さなかったけど

ジュリアナ姫も同行している


ただ、姫様が出る場面なんてほとんどなかった


ちなみに神獣たちは留守中


「他の男性に頼んでも、絶対に断られるでしょう」

「となれば、最終的にベル君に頼むしかないわ」

「シュルスター・・・」

「何故俺に聞く?俺があのエルフに襲ってこいってか?冗談じゃねえ!それこそ、国にいる家族にこっぴどく怒られちまう」


断固拒否されました、はい・・・


「分かった・・・。でも、これでもダメだったら・・・」

「今は考えなくていいから、早く行ってきなさい!」


静かにテントの中に入る

「お、お邪魔します・・・」

ゆっくりと僕の方へ振り返るエルフ


警戒している顔も僕の顔を見てか緩くなった気がする


「体の方は大丈夫?」

「・・・大丈夫とは言えない・・・、まだ痛む・・・」

ハッキリではないけど、話せるようだ

「そうか・・・、ねえ、体は拭かなくていいのか?そのままだと、君の体にも悪影響が出るよ?」

「・・・」

「じゃあ、手足は動かせる?できるところまででいいから」


ゆっくりと動かす

多少は動かせるものの背中までは届かない


やはり、かなり痛めつけられているみたいだ

どうしてこんな惨いことがあの男たちは出来るんだ?


「お、お願・・・い、体・・・拭いて・・・」

「え?でも、僕男だよ?」

「いい・・・から・・・」


手首でクイクイと手招きする

催促しているんだろうか?


そっと近づき

「服・・・脱がせて・・・」

「う・・・、でも・・・」


しかし、手足が少ししか動かせていないのも事実

ここは、彼女の言葉に従おう


「じゃ、じゃあ・・・、上の服、脱がすね・・・」

「う、うん・・・」


バンザイさせようにも

「痛・・・」

「あ、ごめん・・・」

少しでも痛めないように慎重に脱がしていく


でも、恥ずかしい気持ちよりも憤りが前面に出てくる

上半身だけでも鞭や火傷の跡がたくさん残っていた


外道の域を超えている・・・


「じゃ、じゃあ、ゆっくり拭いていくね」

「うん・・・」


肩に濡れたタオルをそっと置く

「痛くない?」

返事はない

しかし、顔を見るとやせ我慢していると分かる


なるべく優しく腕や背中を拭いていく


だけど、ここで問題が・・・

「胸も・・・」


いやいやいや!

それはさすがにまずいって!


だけど、僕の手をつかんで

胸へを押しやるエルフ


「大丈夫・・・」

何が!?


シーナさんほどではないけど

確かにある女性の胸


て、僕は変態か!!


お、落ち着け僕・・・

まだ理性は保っていられる・・・


とにかく無だ

無でやるしかない


お腹の方も拭いて

上半身を拭き終わった


下半身はシーナさんやアリアさんにやらせようと

立ち上がったけど

服の裾をつかまれる


「えっと・・・」

「下も・・・拭いて」

「いやいやいや!下はさすがにダメだって!」

僕の反論を無視して

スカートと下着に手をかけて

「ちょっと!?本当に何してんの!?」


「ベル君、どうしたの?」

「何かありましたか?」


シャッと開ける二人

目に飛び込んできたのは

下着を脱ぎかけているエルフの姿


「・・・な、・・・ななな」

「こ・・・、これ・・・は・・・」

顔がゆでだこみたいに真っ赤になる

「え、えーと、これは・・・」

事情を説明する間もなく


「り、リーヴェルさんの・・・」

「べ、ベル君の・・・」


「「エッチーーーー!!!」」

二人の強力なビンタを喰らいました


その後、二人がやってくれたのはいいんだけど

移動する馬車の中で二時間近く説教されました

どうも、茂美坂 時治です

またリーヴェルがうらやましい場面に遭遇しました(怒)

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