ep11 合流
「まぁ要するにここには領主様直属の団が来てくれてるから、あんたはルナちゃんのとこにいって欲しいのよ」
ルナのところには早く行きたいが、ここを落とされても困る。
「本当にここは大丈夫なのか?」
「大丈夫よ。 これでも私、強いのよ?」
「はっ。 そうだったな。 わかった。 ここは任せる」
「えぇ」
そんな会話をして、俺は即座にルナのところ。南門へ向かおうとした瞬間。
ギャオオォン!
耳をつんざくような鳴き声と振動が南門の方から響いた。
「っ! ルナ!」
―――――――――
「ルナ! 大丈夫か!」
俺は南門に到着した瞬間叫んだ。
だがそこにルナはおらず、いたのは雑兵どもだった。
「! 扇真様来てくださったのですね!」
ルナの部下の内の1人が話しかけてきた。
「今は話している余裕はない。 簡潔に伝えろ」
「はっ。 数分前までは平和だったのですが、突如奇声をあげる魔物が現れました。 この声を至近距離で聞いてしまった者は体か精神に異常が出てしまい、動けなかったり、敵味方問わず剣を振り回したりするようになってしまいました」
この情報からなら恐らく相手は『クリエ』だな。
「ルナはどうした」
「ルナ様は今現在奇声に充てられてしまい、別室で休まれております」
「ならば『クリエ』はどうした」
「魔物のことですか? なら今、領主様直属の団の団長が当たってくれています」
「そうかわかった。 俺はいく。 ルナは頼んだ」
「はっ」
―――――――――
Sideルナ
…りんご食べたいなぁ。最近忙しくて買いに行けてないし、誰かに頼むのも申し訳ないよねぇ。
そんなことを考えていた時。突如目の前に魔物と何か人らしきものが出てきた。
「っ!」
私は即座に土壁を自分の周囲に作った。魔物は『クリエ』。声を聞けば忽ちに精神に異常が出る。精神に出なくても神経がやられたら体が動かなくなるし聞いちゃだめだ。
でも、私は1つミスをした。それはもう一体何かがいることを失念してたこと。
それに気付いた瞬間にはもう土壁は何かで破壊されていた。そしてその隙間から声が入る。
そしてルナは直接と反響した声2つを聞いてしまった。
そして彼女は自身の悪夢。最も見たくない世界へ堕ちる。
トントン。
振り向くとそこには街のみんながいる。大魔王様もそこにはいた。
「っ!扇真様!」
でも大魔王様は何も言わない
「扇真様!私のために来てくださったのですか!」
大魔王様が口を開く
「ルナ。お前は今この瞬間を持って俺の部下ではない。即刻立ち去れ」
「は、え…扇、真様?」
なんで? 私がなにかしてしまった? 気に障るようなことを何か?
「だがお前をそのまま離すと魔王軍に入ってしまう可能性がある。よって処刑する」
「っな…え、」
やだ。 死にたくない。 扇真様にまだ何も返してない。 でも今死ねば扇真様の望みを叶えられる…?
あぁ、あ、あああ!ああああああああ、!!!!ああ!!!、!!!
―――――――――
Side扇真
ゴャオォォオオン!
声が遠くに聞こえる。やはりこいつがいる時は耳栓が必須だな。恐らくルナは突然出てきたから何も用意できず受けてしまったのだろう。
ところで今あいつと戦っている領主団のやつはなんなんだ?耳栓がなくても戦えている? 何者だ。
「あははっ! ほらほら次はどんな声で鳴くの! 私をもっと喜ばせて!」
「ギャオオォン」
「あーでもうるさい!やっぱ黙って!」
…戦っているが、、
「ギャオオォン」
「え、、、私は、悲しいよ。さっきと同じ鳴き声じゃない」
ドオォォン!
「ふふふっ! 楽しいわね! ほらほらもっともっと!」
これは能力に強く影響を受けた人間か。喜怒哀楽が激しいようだ。
「あらっ? あんたが扇真?よね!」
「あぁ。 お前がどいつかはわからんが共闘させてもらう」
作者のお話
あの。えっと。お久しぶりです。いや聞いてください。レポートがバグってるせいで深夜4時半とかに寝て5時に起きるような生活してたんです。許してください。久々の2連休きたので満喫しながら書いてました。また書けるタイミングの時に書きます。応援よろしくお願いします!




