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追想の愛は誰の為に  作者: 伊藤猫
第四章 我が鎖
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9.見放された


 フィーとサイネリアは教会地下にあった魔石の鉱床の中に迷い込み、その奥に進むと棺を見つけた。

 しかしその中で眠る黒髪の女は、女神にとってよく見知った人物の一人だった。


「わたしが居ない間、ずっとアセビを支えてくれていたのはあなたでしょう。■■■■」


 棺に横たわっている女の手がピクリと動いた途端、その身体が一瞬光る。

 するとやや青白かった肌の血色がほんのりとピンク色に染まり、閉じられていた瞼がゆっくりと開いた。


「――ぁ……」


 少し視線を巡らせ、こちらを確認すると声が漏れた。

 長らく使われなかったであろう声帯に息が抜ける音が交じり、起き抜けのようにも見えた。


「……起きられ、ますか?」

「っ…………大丈夫、だ」


 フィーはしゃがみ視線を目の前の彼女に合わせるが、彼女は慌てて起き上がった。

 彼女との関わりは遠い遠い過去の話だし、関わっていたのは自分ではない。

 相手もどう接したら良いのか分からないようで、明らかにお互いの態度はぎこちなかった。


「おねぇさまのなまえはなんですか?わたしはサイネリアです。ひとぞくで、めをつかうまほおをつかいます!」


 二人の空気を察したのかサイネリアが真っ先に己の名前を名乗った。先ほど自分が自己紹介をしたのを思い出したのだろう。

 それを見て黒髪の彼女も自分もお互い顔を見合わせた。


「……私はフィラデルフィア・ヴィスコ。竜族。魔法は植物。フィーって読んで欲しい」

「……ワシは……今はマグノリア・ソーレルと名乗っている。種族は自分でもわからんが、魂を司る魔法を使う」

「マグノリア?」

「枢機卿の方はワシの……半分のようなものじゃ。最近は少々暴走し始めているようだが」


 半分、半身、分身、どういう意味かは分からないが、サイネリアはサイネリアの答えを出した。


「おねぇさまは、せんせいのおかあさまですか?」

「ヤツがどう思っているのかは知らんが正確には違う」


 サイネリアが言っていた「せんせい」が枢機卿だったのか。

 しかしサイネリアは二人のマグノリアの関係性がいまいち理解できていないのか首をかしげている。ちなみにフィーも理解できていない。

 「ヤツが幼い頃は世話こそしたが、むしろ今は世話になっとるわ」とソーレルは両腕を棺の縁に乗せる。半分とは言うがそれでは主人と使用人のようだ。


「……もしかしてこの教会を立ち上げたのって」

「ワシじゃよ。ワシが言い伝える役で、マグノリアは大きくなっていく組織をまとめる役だった」

「ならおねぇさまは『きょうそさま』ですか?」

「ほー、おぬしは賢いの。確かにそうなるな」


 サイネリアのおかげで雰囲気が和む。

 しかし時の流れは残酷である。自分の中にある女神の記憶では彼女はこんなにふてぶてしい性格ではなかった。なんなら瞳の色が女神のように赤いし耳も人族とも魔族とも言えない長くとがった耳をしている。

 とはいえ彼女は既に千年単位で生きている老人だ。姿も口調も変わるだろうが、自分の中にいる女神は少々複雑な心境だ。


 そんな彼女には色々聞きたいことがあるが、地上でウォルと合流しないと行けない。


「ごめんなさい。私たちもう行かないと」

「そう慌てるな。二人をここに引き寄せたのはワシじゃ」

「え?」

「そもそもこんなところに皇族たち用の転送魔術は施されてなかったしな」


 話によるとソーレルは隣にいるサイネリアのようにはっきりと見ることは出来ないものの、ぼんやりと自分らの動向を眺めることが出来たらしい。

 ここまで傍観しておいて処刑の時に助けてくれなかったのは酷くないかと思ったが「ワシはその頃手が離せなかった」という。何をしていたんだ。


「父、いや。今の【女神の夫】は北方の旧本殿にいる」

「っ……!」


 現在行方が分かっていなかったロイクが彼女の元にいることに目を見張る。まさかあの枢機卿に連れて行かれたのだろうか。


「彼を呼んだのはワシじゃ。だいぶ他所に心配かけさせているようじゃが彼は無事じゃよ。安心せい」

「でもどうして……」


 ロイクは【女神の夫】だ。教会が目を付けるのは分かるし、彼女ならずっと見ていたのかもしれない。

 しかしタイミングが絶妙だ。自分は教会に捕まったしロイクは教祖マグノリアの庇護下(?)にいる。


「ワシはファレノプシスの娘とある取引をしてな。それで彼女が出した要件が『【女神の夫】を保護して欲しい』という内容だった」

「ならアリスが生きていたのは貴女の仕業?」


 アリスは本来オルキデアの手によって殺されていたはずだった。しかし刺されて意識を失ったと思えば教会の霊安室で目覚め、その傷もきれいになくなっていたらしい。


「あれはワシからの『さぁびす』じゃ。自分の夫を本気で殺すなんてあの姫はホントにイカれとるわ」


 フィーはサイネリアを見るが「だまっててごめんなさい」としゅんとなっている。勝手に読んだ記憶だから律儀に黙っていたのだろう。

 しかしオルキデアが彼女と裏で繋がっていたとは。目の前に居るソーレルはオルキデアが教会を壊そうとしているのを知っているのだろうか。


「……ロイクを保護したのはただの善意じゃないよね?」

「うむ。確かにワシは所謂うぃんうぃん、というヤツで取引した。

 ワシにもワシなりにやることがある。すべてが終わったら、あなたにはまたワシのところに来てほしい」

「……」

「もう自覚しとるんじゃろ?あなたの魂は女神と同じだ」


 その言葉にフィーは赤いままの瞳を伏せる。

 ずっと自分ではないと思って、『自分』が犯した過ちに目を背けていた。しかし


「――何度も同じ夢を見てた。『僕はあなたを殺さなければならない』と」


 ソーレルは大きく目を見開く。その様子では何度も自分の母親が自分の父親を殺していたことを知らないだろう。


 何度も様々な時代から来たのであろう【女神の夫】が女神の元に来た。そして彼らは口をそろえて「僕はあなたを殺さなければならない」と言うのだ。

 だが【女神の夫】が【女神】を殺さなければならないと義務感を抱いていることにフィーは多大な違和感を感じた。


 なぜ彼らが不死身である女神を殺さなければならないのかその理由は分からない。

 もしかしたらロイクも六千年もの前の過去に向かう手段が分かればそうするのだろうか。


 サイネリアは小さい手でフィーの腕を掴んだ。


「どうしてあいしているのに、ころさないといけないのですか?

 おばさまも、フィーのこんやくしゃさまも、みなさんおかしいです。あいしているのにずっといっしょにいられないのですか?」

「……」


 幼い子供から不安な目で見上げられ二人は気まずくなる。「事情がある」なんて一言で済ませるのは簡単だが、それで納得できるほどこの少女も大人ではない。


「世の中には、愛しているから殺したいと思うイカれた人間もいる。あの娘が自分の夫を殺めるために、相応の覚悟を持っていたのじゃろうが、まぁ……一言で言い表せないくらいに『人間は複雑』なんじゃろう」

「……」


 まだ納得できずにいるサイネリアに「今は分からないままでいいんだよ」とフィーが付け足した。


 姿も若干変わって今はマグノリア・ソーレルと名乗っているが、彼女は女神とその夫の間に生まれた初めての人間だ。

 憎かった。人間にしか見えない当時の彼女がとても醜く見えた。

 でも我が子だから、愛することもやめられなくて、完全に切り離すことも出来ないまま悩んで悩んで、結局アセビが彼女を自立させるという体で自分達の手元から引き離した。

 そして現世も今、自分の手を握っている少女を素直に我が子として愛せない。


「わたしは……」

「……あなたはまず、今いる身近な人間と向き合え。……ワシも人のことは言えんが」


 二人はサイネリアを見る。

 サイネリアが自分の目の前に現れたのは、弟に会わせたいからだと言っていた。せめてその時には自分が母親だと名乗れるようにしたい。


「全てが終わったらこちらに来てほしい」


 再度ソーレルはフィーに希う。

 種族が別れて六千年。ロイクが以前言っていた年月は途方もない時間だ。

 ソーレルがどんなふうに生きてきたのか知らないが、独りでずっと女神のことを待っていたはずだ。


 自分は【女神】として向き合わないといけないことがあるらしい。その為にロイクも【女神の夫】として自分のことを待っている。


 女神は夫に自分を忘れて欲しくなかったから呪った。そして最期呪いを解いたつもりだったが失敗して終わった。その際に何かしら影響したものがあったのだろうか。

 それで終わりだと思っていたし、呪いを解かないといけないと信じて学院で呪術を学んで研究していたが、『自分』が知らないことがまだある。


「……分かった」

「きょうそさま、またあえますか?」

「うむ。今度は弟と一緒にな」

「……ワタシはミスルトゥに、ワタシたちがきょうだいだっていわないといけません」

「え……?」


 初耳だ。サイネリア曰く枢機卿からミスルトゥに伝えることを止められていたのだという。


「……ミスルトゥはなにもしりません。だからフィーをにくんでます。だからあってはなしをきいてほしい」

「……そっか」


 オルキデアが暴走していたのはミスルトゥというサイネリアの弟が発端のようだ。


「ごめんソーレル。時間かかると思うけど待ってて欲しい。……何をすればいいのか分からないけど」

「うむ……あなたを信じて待っておるよ」


 サイネリアはフィーに抱きかかえられ、ソーレルに手を振りながら魔術を行使した。

 ソーレルはそんな彼女たちを手で振り返して見送ると、正面に向き直り己の手のひらを見つめた。


「手を離したのは、果たしてどちらだっただろうな」



―――



 サイネリアの手によって転送し、目の前に現れたのは杖にしがみついて何かに堪えているオルキデアだった。


「オルキデア!」

「おばさま!?」

「こないでっ……」


 彼女の必死な牽制でフィーとサイネリアは拒まれる。

 オルキデアの周囲は彼女の魔力で満ちており、明らかに彼女は魔力暴発の一歩手前で堪えている状態だった。

 そんな魔力暴発の寸前で堪えている彼女が見る先には、枢機卿と呼ばれている男とその足元にはなぜか涙でぐずぐず泣いている魔族の少年。そして腹を貫かれて倒れている自分の弟がいた。


「ウォル!」


 すぐに彼の元へ駆けだそうとするが、枢機卿の魔術で造られた壁によって拒まれる。

 そしてフィー達を見た枢機卿は足元にいる少年を抱きかかえると踵を返した。


「行きますよ。ミスルトゥ」

「まってせんせい!あなたには」

「サイネリア、貴女には幻滅しました」


 冷徹な目でマグノリアはサイネリアを突き放す。


「はなしをきいてください!せんせい!ミスルトゥ!!」


 サイネリアが必死に二人を呼び止めようとするが、枢機卿はサイネリアを見向きもせず、ミスルトゥは枢機卿の肩越しにこちらをチラチラと見るだけで、二人はそのまま部屋の扉を閉めた。


「ミスルトゥ、あの赤毛の女が貴女の母親であり、貴方を捨てた咎人です」

「……!?アレが……どうしてサイネリアといっしょにいたの?」

「サイネリアが脱走の手引きをしたのでしょう。サイネリアはもうこちらに戻れない」

「……なんで、どうして?」

「今は理解できないかもしれません。ですがあなたは、ああなってはいけませんよ」


 目の前で人が死に、しかも自分の側にいた少女が自分の恩師を裏切ったことで少年は混乱していた。

 そんな少年をよしよしと宥め、マグノリアは二人の魔力核にあった本人とは別の魔力を見て眉間に皺をよせた。


(彼女たちにあの方の魔力が見える。二人が逃げたのはあの場所か?しかしあの場所に魔術は施されていなかったはず……)


 マグノリアはフィーとサイネリアに魔法をかけることができなかった。

 なぜあの二人に彼女の魔力があるのか、本人に話しかけてもそれに応える気配はない。


 そんなことを考えている間、マグノリアの腕の中にいたミスルトゥは何かに気付いたのか鼻をすすりながらも閉ざされた扉の向こうをじっと見つめていた。




 王の執務室に締め出されたフィーたちにオルキデアはこの場から逃げるよう話した。


「二人とも、逃げて……」

「でも!」

「魔力が暴発するの……魔力核を封じられる人はここにいない……お願いだから逃げて」


 アリスの顔が脳裏によぎった。しかしこの場所にアリスは居ないし、呼びに行くにしても彼がいる場所に転送魔術が施されているのかもわからない。

 「私は巻き込むだけで簡単に死にません」と殊勝なことを言うが、明らかに彼女の生命力がごっそり持ってかれるはずだ。

 しかしサイネリアもいる手前、逃げるしかなかった。


「ごめん……!」

「いやです!ここからはなれたくないっ!」

「行きなさいサイネリア!フィーが死んでもいいの!?」

「っ……!」


 オルキデアの叱咤でサイネリアは肩をびくつかせる。そしてサイネリアはフィーを連れて別の場所へ転送して行ったのだった。



―――



 見送ったオルキデアは完全に力が抜け、既に両膝が付いていた身体は全てその場に横たわった。

 手から離れた王笏は床に転がり、懐に仕舞っていた小さな巾着がオルキデアの胸元から飛び出し、ローズピンクの透明な魔石が巾着から出てきた。


(謝罪をすることも出来なかった……)


 手放してしまった王笏(おうしゃく)を見て彼女はふふと笑みをこぼす。


『面白そうなことを考えているな。ファレノプシスの娘よ』


()()()の介入で私の計画は滅茶苦茶です)


 殺したはずの夫は何故か生き返っているらしいし、教会に属している中立国はこの国に上陸しようとしている。


 枢機卿は強大な魔力暴発を誘発し、オルキデアの心臓を破裂させることで自分を殺すつもりだろう。そしてこの争いも死んだ自分のせいにして丸め込むのだろう。


 その通り自分の心臓が引き裂かれそうな感覚がする。ロータス家に入ってから魔力核を解放する度に幾度となくやらかした魔力暴発だが、ここまで苦痛なのは初めてだ。


 懐から落ちた魔石に手を伸ばす。自分が死ぬまでとっておこうと思って余分に残していたアリスの魔力を抽出した魔石だ。


 自分が死ぬと決めたから先にアリス()を殺したはずだった。


 彼が任務や戦場で殉死するのは嫌だ。しかし彼が自分以外の誰かと添い遂げ天寿を全うする未来も許したくない。かといって一人さみしく孤独死してほしくもない。

 だから自分の手で殺したのに、彼が生きていると知った際ひどく安堵している自分がいた。生きていると知ったらまた会いたいと思う気持ちが募る。

 この五年の間で自分はアリスに対してひどく我儘になってしまっていたらしい。


 倒れた拍子に手から離れていた王笏が光を放って自分の手に戻る。指示も出していないのに、戻ってくるなんてどういう仕組みなのだろうか。

 杖を握りしめ、オルキデアは全身の力を抜くと、抑えていた魔力を解放した。



―――



 自分が去った後、自分の耳にある魔術道具越しにアコナイトの執務室の音声が聞こえてきた。彼女の側近兵が慌てた様子で執務室に入ってきたらしい。


『大隊長!王城で魔力暴走が発生!今第一部隊の先行隊が発生元に向かっております!』


 その報告に目を見開く。


『っ!?――他は』

『魔力属性は氷です!オルキデア夫人のモノと見て間違いないかと』

『生命反応はどうなっている』


 アコナイトは冷静に対応しようと務めているみたいだが、声からして若干焦りも見えた。

 無理もない。魔力暴発は大抵起した本人の周辺被害が甚大なモノであるとよく言われているが、起した本人の肉体にも負担がかかる。

 これまでオルキデアは魔力核を解放した際、回復した体力が強力な魔力核に引っ張られてしまい何度も魔力暴発を起しては数日床に臥せったのだ。


『途中から観測ができておりません』

「……っ」


 一瞬自分も動揺してしまった。指先が震える。


『遺体でもいい。必ず本人を回収しろ』

『御意』


 今は冷静になれと、自身に言い聞かせながら継続して耳元に集中した。


 実際魔力暴発を起こさないよう彼女は訓練を重ねていたし、それは自分が彼女に殺される前からも同様だ。数日単位で魔力核が解放されていても、そう簡単に暴走するはずがない。

 しかし意図的に魔力核をいじることができる人間もいる。

 もし外部の影響なのだとしたら、教会が彼女の裏切りに気づいたのだろうか。だとしたら彼女の生存は絶望的だ。


『私が皇帝だと王笏(おうしゃく)が言っています。それを破壊してから貴方の所へ行くから』


 最後に話した彼女の言葉とこれまでの皇族の記録、そして魔力暴発が発生した場所を聞く限り、彼女は皇帝が処刑されてから行方が分からなくなっていた国宝のレガリアの居場所を知っていて、それを取りに行った可能性が高い。

 なぜその存在を彼女が誰にも言わなかったのかは不明だが、その杖を取り出すのと魔力が暴発する因果が分からない。


 彼女のもとに行きたいが、先行隊が向かっている以上自分が出しゃばってしまえば生存がばれてしまう。

 とにかく、もし死んでいたとしても泣くのは後だ。


『大隊長。追って報告があります』

『言え』

『魔力はオルキデア夫人で間違いありませんが本人はいませんでした。その代わり――』


 自分はその報告に思わず口角が上がる。

 いけない、これからネタばらしをしないといけない相手に失礼だ。

 天井裏の板を取り外し、下に降りると重役の人間用に作られた広い一人部屋が目の前に広がる。病室とは思えないくらい内装が整えられていた。

 ベッドの横に入り姿隠しのマントを外すと、自分は病室の主に挨拶をする。


「こんにちは、ご機嫌麗しゅうございます。マグオート大佐」

「!?」


 行儀よく一例をしたのだが、ベッドの上で横になっていた人族の男がこちらを見て目を見開いている。

 死人がこうして目の前に現れたのだから驚くのも無理はない。しかしこういった反応が見られるのは普通に楽しい。

 彼は咄嗟に自身の横においてあるベルを鳴らそうとしたが、他人を呼ばせまいとベルは遠ざけた。


 ベッドで横になっているのはエドワード・フォン・マグオート。現在壊滅状態である陸軍の大隊長だ。

 そして彼の兄であるマグオート宮中伯は大臣として主要なホストに立っている主要人物の一人。


「大声をあげても無駄ですよ。私の魔法をお忘れですか?それに逃げようにも周囲を警備している人間は全員第一の人間なので、もし病人であるはずの貴方が逃げたとなれば意地でも捕まえるはずだ。無駄に人数が多いから大隊長が居なくてもフルオートで動けるようになってるんですよね。この隊は」


 だから少し、お話をしませんか?



サブタイトル決めにくいので決めかねたときは関連人物の花言葉を乱用しています。

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