8月23日
「お兄ちゃん、入るよ」
8月23日、0時丁度。
妹が俺の部屋にやってきた。
おとといの出来事のショックにより、俺は昨日一日中何もせず、ただ部屋に居る事しかできなかった。
『覚悟できている』なんてかっこつけた割には、あの時俺は何もできなかった。
そんな俺に、もう花陽に会いに行く資格なんてない。
俺は、このまま夏休みを終えるしかないんだ・・・
パチンッ!
・・・え?
俺、今ビンタされたのか・・・?
「おにいちゃん、ふざけないで!お兄ちゃんの覚悟はその程度だったの!花陽さんへの愛は、一度助けられなかったくらいで消滅するものなの!」
「・・・でも、俺は・・・」
「でもじゃない!お兄ちゃんがこんなにうじうじしている間にも、花陽さんは1人で戦ってるんだよ!お兄ちゃんは、応援すらしてあげないの!」
妹に、思いっきり正論をぶつけられてしまった。
なんと言うか、その瞬間、自分のことがばかばかしく思えてきた。
今のところ、俺は何もしてないじゃないか・・・
何勝手なことしてるんだろう・・・
「はあ、本当に俺って使えないな・・・咲、ありがとうな」
「やっとお兄ちゃんらしくなった。まあでも、今からでも少し休んでおきなよ。昨日も寝てないみたいだし」
「ばれたか・・・」
どうやら、俺の目元には思いっきりくまができていたらしい。
「それと、花陽さんのお母さんからの伝言」
「・・・わかった、ありがとな」
俺はその伝言内容を聞いて、午後から花陽の元に行くことにした。
今回もお読みいただき、ありがとうございます!
今回のは短くなってしまいましたが、次はできるだけ長く書けるように努力します!




