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31日の夏物語  作者: Monty
17/28

8月16日

「うっ!」


この日、俺は妹に乗っかられた状態で起こされた。


「なんだ、咲か・・・。で、何のようだ?」


「昨日・・・」


「昨日?」


「昨日、花陽さんに告白したんでしょ」


あの場にいたのは俺と花陽だけだったはずなのに・・・なぜこいつが知ってるんだ?


「し、したけど・・・それより、何で咲がそのことを知ってるんだよ」


「見てたから・・・だよ・・・」


「見てたって・・・どこからだよ」


あの時、確かに2人しかいなかったはずなのに。


途端、俺はあの告白を咲に見られたかと思うと恥ずかしくなってしまった。


「ってか、見てたなら結果分かるだろ」


「お兄ちゃんが告白したときに、走って逃げたから・・・だよ」


なぜか、咲は悲しそうな目をしていた・・・


「だって、ずっと私の近くに居てくれると思っていたおにいちゃんが告白したんだよ・・・」


咲の目元には、小さな涙が出てきていた。


「いつもは厳しかったり、冷たくしてたりしたけど・・・でも、本当は!」






「本当は・・・大好きだったのに!」






衝撃の一言だった。


まさか、咲にこんな風に思われていたなんて・・・


「俺も、咲のことは大好きだ」


「本当に!?」


「本当だよ・・・でもな、俺には彼女がいるんだよ。だから、不服かもしれないが咲は1番にはできない」


泣いた。


俺が見る限り、今までで一番泣いていた。


この姿を見て、俺は抱きしめることしかできなかった。


そこから数分後に、咲は何とか泣き止んでくれた。


こんな姿を見ると、まだ中学生ってことを再確認できる。


「おにいちゃん、ありがとね。でも、これじゃあ浮気だよ」


「おい」


「いて」


せっかく人が優しくしてやったらこんなことをいってきやがる。


なんだか、優しさを少し無駄にしたみたいに。


「嘘だよ。でも、まさかあのヘタレなおにいちゃんが告白するなんてねー!」


「マジで恥ずかしかったんだからな」・・・・


この日は、1日中話し込んでしまった。


夕方・・・


「でも、おにちゃん。花陽さんに告白したってことは、覚悟してるんだよね」


「もちろん、してるよ。俺は、何があっても後悔しないつもりだ」


「・・・そっか。それならいいや。というか、ほんとにお兄ちゃんらしくないセリフだよね」


「だから、うるせぇって!そういうこと言うなよ!」


この日、俺は重大なミスを犯した。


しかし、それに気づくのは次の日になってしまうのであった・・・

今回もお読みいただき、ありがとうございます!

えー、近況報告としましては、バイト先のオーナーからハーゲンダッツの6個入りのやつを貰いました。以上です。

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