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アポロンと悪の指輪  作者: キルビー
第一章 太陽の神と蒼き神
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第五話 地下都市からの呼び声

 シン一行はテバイ国の貴族の下へまた戻った。


 ベッドの上に横たわっているシンが口を開く。


「そういえばよ、最近ソロンの姿見なくねえか?」


「確かに」


 そうテレストとシンが会話をしてると、ベッドの下から急にひょっこりと顔を出した。


「うわっ!ソロン!?」


「ふー!ここらへんは結構いい宝あるねー!」


 たくさんの黄金やダイヤを持ってるソロンを見てシンが言った。


「おいおい、お前はここの家の宝も盗んだんじゃないだろうな?」


 ソロンが答える。


「もちろん盗んだよ!!」


「おいー!!!」


 部屋に貴族が入ってくる。


「シン様……いえ、アポロン様と呼ぶべきでしょうか?それにテレスト様。ソロン様。少しお話が」


 シンは答えた。


「アポロンはあまり公に出すものじゃない。そのままで大丈夫だ」


 ソロンが疑問に聞いてきた。


「アポロン?なにそれ?」


 テレストが呆れるように答えた。


「そこからか!」


 テレストがソロンに今までのことを全部話した。


「えー!!シンすごいじゃん!!かっこいいー!」


 目をキラキラ輝かせて言うソロンを遮って、シンが言葉を発した。


「ところで、話ってなんなんだ?」


「それはですね……」貴族の顔は暗くなり、話を始めた。


「実はハーデスについてで重大なことが判明しまして」


 テレストが口を出した。


「ハーデス……ケールが死に際に言ってたな。ウーラノス・ハーデスって……」


 シンも答える。


「ああ。何者なんだ?ハーデスは」


 貴族は答えた。


「ウーラノス・ハーデス。それはこのウーラノス家の長です。そこで重大な情報というのが、彼は太陽の光が届かない絶望の地下都市で、人々を奴隷にし、支配しているのだと……」


 ソロンが口を出した。


「えーひどい!」


 貴族は最後にこういった。


「とりあえずまた重要な情報が入ったらお話させていただきます。その体を休めるために酒場でも行ってみては?」


 シンたちは言われるがまま酒場へと向かった。


 酒場ではあの噂が常に流れていた。


「太陽の神があの地に現れたんだとか!」


「太陽の神様が帰ってこられるなんて……」


 呆れるようにテレストが言う。


「見事なまでに噂が広まってるな……」


 シンも続けて言う。


「げっ……!俺が太陽の神だってバレたらめんどくせえ……バレないようにしないと」


 酒場では談笑を交えながらこれまでの戦いを振り返った。


 だが、ソロンが失言をした。


「大変だったよねー太陽の神になるのもかっこいいけど!」


 シンがすぐ反応した。


「ん?あ!あああああ!!!!」


 周りの視線が一気に集まる。


「えっ太陽の神様がここに!!?」


「なんということだ!!」


「サインください!!太陽の神様!!!!」


「うるさーーーーい!!!ソロン何してくれてんだ!

 !!!」


「ごめーん!!口が滑っちゃってー!」


 シン一行はなんとか酒場を逃げ出せた。

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