第四話 太陽の導き
「待たせたなテレスト」
空からは神々しい光が差し込み、その光によってケールの腕は片方飛ばされた。
彼の額には太陽の紋章が刻まれており、髪は銀髪になっており、両手ともに光っていた。
ケールがよろめきながら言葉を発した。
「キ…キサマは…」
「俺は…俺の名前は、ヘリオス・シン・アポロンだ!!」
ケールは無言だったがテレストが言葉を発した。
「ア、アポロン…その名は、数百年前に消えたはずじゃ…」
「テレスト。」
シンはテレストの方向を向き、テレストもまた向いた。
「待たせたテレスト。後は任せろ。」
「ああ!」
二人は手を掴み合った。
「さあ!今こそ夜明けの時だ!」
シンはそう高らかに話した。
シンは技を繰り出しケールと戦った。
「燃え尽きるとき!!」
炎と同時に光が発せられ、ケールにダメージを与えた。
そして、ケールはいつものように再生をしようとする。
だが、なぜか再生ができない。
「な、なぜだ…こんなはずじゃ!」
ケールの腕はまるで太陽に焼かれたように焦げており、再生ができなくなっていた。
「バ、バカな…!!!そんはずはない!!絶対に!」
ケールはものすごく動揺し、シンはそれを気にもとめずケールの目の前に瞬時に行き、技を出そうとした。
「輝きの拳!!」
シンが大きく拳を振りかざしたその時!!
ケールが突然不気味な笑みを浮かべた。
「ハハ…!」
テレストはいち早く気づきシンに言ったが遅かった。
「シン!!まずい!逃げろおおおお!」
ケールの口の中から大砲ほどの大きさの物が出てきたと思えば、そこから緑色の特大のビームが放たれた。
「シン…!」
無慈悲にもテレストを仕留めようとケールはやってくる。
だがそこへシンが高速で飛んできて、ケールに思い切り蹴りをいれ吹き飛ばした。
「これごときじゃ俺はやられねえ!」
シンはさっきの攻撃を気にしてない様子だが体はボロボロだ。
シンがケールにとどめを刺そうとするが、走り出したとき、突然シンの体ががくんと傾いた。
テレストは言った。
「クソ…さっきのでもう足はやられてるじゃないか…」
「ハハハ!キサマはもう戦えないのかもしれんな!いっときの力など所詮そこまでだ!」
またケールがシンに向かってビームを放とうとする。絶体絶命の危機。
テレストは剣をもう一度持った。
ボロボロの体でもまだ諦めまいと。
孤高の戦士はまだゆく。
「おいケール!!こっちに来い!俺が相手だ!!」
テレストがそう叫ぶとケールはこっちへと標的をうつした。
「バカ!やめろテレスト!!お前じゃ敵わない!!」
シンはそう言うが、テレストは聞かない。
「フフ……それはどうかな?蒼き精霊に宿りし力……蒼爆炎!!」
またテレストの剣と口から炎が放たれ、テレストはその炎に隠れ、ケールの目の前まで行った。
「お前の弱点を忘れてないぜ!!」
「なっ!!!キサマまさか!」
ぐさりとケールの両方の目には剣が突き刺さった。
「ぐあああああ!」
ケールは叫んだが、そのままテレストを吹き飛ばした。
「キサマ良くも……!」
「シンいまだぁぁぁぁ!!」
テレストはシンに合図を出した。
シンはようやく気づいた。
「なるほどそういうことか!それならこれをお見舞いしよう…!太陽の導き!!」
シンは特大の炎を出し、ケールがそれをまともにくらった。
「グアアアアア!!!ク……だ、だが、私を倒したとて、地下都市にて待ち構える一番隊隊長にキサマらは苦しむことになるだろう……!しかし、私は、あ、あの方の……ウーラノス・ハーデス様の願いは達成できなかった……か……」
ケールは段々燃え灰になっていき、最終的に消滅した。
シンは言った。
「ほらな。夜明けだ」
「ハハハ!」
あたり一面朝の太陽の眩しい光が差し込んでいた。




