35話 妖精の世界(バーベナ視点)
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ボクは妖精!王女様のためにたくさん働く優秀な妖精だよ!
今日も大好きな王女様のために働くんだ!
ボクには相棒がいる。妖精は基本相棒を作って
一緒に仕事をするんだ。
ちなみにボクの相棒はスカビオサって子だよ!
サボり癖はあるけど、
器用でなんでも簡単にこなしちゃうヤツなんだ。
ボクに「そんなに力入れすぎたら力尽きるよ」って言って
ボクにもサボり方を教えてくる。
ちなみに妖精のみんなや王女様にはバレてないよ!
バレたら大変だね…。
スカビオサと話していた。
最近王女様の様子がおかしいって。
まず口調、前まではお上品な口調だったのに、
命令口調で、きつい言い方に変わっていて…。
体調でも悪いのかな?早く、良くなるといいなぁ…。
あれから状況は悪化した。
王女様は悪い何かに取り憑かれてしまったらしい。
その悪いものはどこから来たのか分からない。
前までの王女様の目的は
この世界の綺麗なお花畑や湖を大切にすること。
…でも、今の王女様はその逆。
その悪いものにこの綺麗な世界の力を捧げること。
ボクたち妖精はお花や湖から力を吸い取って王女様に捧げる。
もちろん、お花は枯れ、湖は濁る。
そして…ボクたち妖精も生きる力をなくしていく。
こんなのだめだよ、王女様。元に戻ってよ。
ボクは王女様に言った。こんなことはやめてほしいと。
この世界のため、お花畑のため、湖のため、みんなのため。
…スカビオサのために。
そういうと王女様に剣を向けられて、
「これ以上文句を言うならここで処す」と言われた。
そんな脅しに乗るもんか!ボクはみんなのために…。
ボクがさらに言おうとしたその時、スカビオサが止めてきた。
そしてスカビオサはボクと一緒に抗議してくれた。
…でも、無駄だった。ボクは処されることになった。
拘束され、動けなくされる。
みんな…何も変えられなくてごめんなさい…。
死にたくない…死にたくないよ…。
スカビオサは最後までボクを庇ってくれたが、
王女様に脅されて、スカビオサは怖くなってしまい、
引き下がってしまった。
スカビオサと目が合う。スカビオサは泣いていた。
ボクが最期に聞いた言葉はスカビオサの「ごめん」だった。
…目を覚ますと、ボクはまっくらなばしょにいた。
ここはどこ?ボクは周りをキョロキョロ見渡す。
そしたら、ボクより少しだけ大きい男の子がいた。
妖精かな…?いや、違う。頭になんか生えてる。
ブラッディー「あっ!起きたんだ!おはよ〜!
死雫さまに伝えないと!」
男の子はどこかに行ってしまった。
そして、でかい人を連れてきて戻ってきた。
死雫「おや、お目覚めのようだね」
でかい人から話を聞いた。ボクはあの後王女様に殺されて、
この2人に選ばれてここに連れてこられたらしい。
死雫「そんな君をエスケープに招待したいと思っている。」
バーベナ「エスケープって何?」
ブラッディー「死雫さまが作った世界のことだよ!
キミにはそこで生活してもらうよ!」
バーベナ「別にエスケープに行ってもいいけど、
1つ聞きたいことがあるんだ。
スカビオサはどうなったの…?」
死雫「んー、もうじき死ぬんじゃないかな。」
バーベナ「え…うそ…」
ブラッディー「でもでも!安心して!その子も死んだら
エスケープに招待するからきっとまた会えるよ!」
バーベナ「そ、それなら寂しくない、かも…。
死なないことが1番だけどね…。」
ブラッディー「まぁまぁ気にしない!」
ボクはエスケープに行くことにした。
この裂け目をくぐった先がエスケープらしい。
ボクは裂け目をくぐる。
死雫「それじゃあ、精々頑張って生き延びるんだよ。」
裂け目をくぐった先は…なんか草とかが
ぐちゃぐちゃした場所だった。…なんか暑い。
今日からここがボクが暮らす場所かぁ〜。
…スカビオサ、無事だといいな…。
あと、あの2人の関係性が羨ましく感じた。
お互い大切な存在だと思って接しているのが…。
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バーベナちゃんの前世資料
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