36話 妖精の世界(スカビオサ視点)
閲覧ありがとうございます!
今回で最後です、よろしくお願いいたします
ボクは妖精、王女様のために働く優秀な妖精だよ。
今日も王女様のために働くんだ。
ボクには相棒がいる。妖精は基本、相棒を作って
一緒に仕事をするんだけどね。
ちなみにボクの相棒はバーベナって子。
明るくて活発な子。
でも何にでも力入れすぎていつか倒れてしまわないか心配で、
そんなに力を入れすぎたら力尽きるよ、って言って
バーベナにサボり方を教えている。
ボクたちは優秀だから周りの妖精から尊敬され、
王女様には褒めてもらえている。
バーベナと話していた。
最近、王女様の様子がおかしいと。
まず口調、前までは丁寧な口調だったのに、
命令口調で、偉そうな言い方に変わっている。
まぁ、王女様だから偉い存在ではあるんだけど。
バーベナは「体調でも悪いのかな?
早く、良くなるといいなぁ…。」と言っていた。
バーベナは優しいなぁ。
あれから状況は悪化した。
王女様は悪い何かに取り憑かれてしまったらしい。
その悪いものはどこから来たのか分からない。
前までの王女様の目的は
この世界の綺麗なお花畑や湖を大切にすること。
…でも、今の王女様はその逆。
その悪いものにこの綺麗な世界の力を捧げること。
ボクたち妖精はお花や湖から力を吸い取って王女様に捧げる。
もちろん、お花は枯れ、湖は濁る。
そして…ボクたち妖精も生きる力をなくしていく。
こんなの酷い、どうにかして止められないか…。
そう思っている矢先、バーベナが先に王女様に意見を言った。
こんなのダメだって。そんなこと言ったバーベナは
王女様に処すぞと脅されている。
…ここでバーベナと協力すれば
王女様は正気に戻ってくれるかもしれない。
ボクは勇気を出してバーベナと一緒に王女様に抗議した。
…だが、無駄なことだった。
バーベナは処刑されることになってしまった。
バーベナは拘束され、顔が青ざめている。
ボクは最後まで抗ったが、手を伸ばそうとしたが、
王女様に処す、と脅されて
怖くなって…バーベナを裏切ってしまった。
ボクも死ぬのは怖い。ごめんなさい。ごめんなさい…。
「…ごめん。」
それからバーベナはボクの目の前で処刑されてしまった。
剣で首を跳ねられた。
ボクは涙を流しながらそれを眺めることしかできなかった。
それから王女様の要求はエスカレートした。
もう、お花も枯れて、湖も濁って、
この世界は色を失ってしまった。
もうこの世界からエネルギーを集めることはできないよ。
妖精たちは王女様に殺されることを恐れて
殺し合ってでもエネルギーを奪い合う。
ボクは王女様に呼び出された。最初の一言が、
「もう用済みだ」…だった。ボクは拘束もされずに
王女様はボクに剣を振り落とし…。
ボクの意識はそこまでだった。
…目を覚ますと、ボクはまっくらなばしょにいた。
ここはどこ?ボクは周りを見渡す。
2人の人物がいた。ボクはその2人に話しかけてみる。
死雫「おや、お目覚めのようだね」
ブラッディー「おはよ〜!」
2人から話を聞いた。ボクはあの後王女様に殺されて、
この2人に選ばれてここに連れてこられたらしい。
死雫「そんな君をエスケープに招待したいと思っている。」
スカビオサ「エスケープって何?」
ブラッディー「死雫さまが作った世界のことだよ!
キミにはそこで生活してもらうよ!」
スカビオサ「別にエスケープに行ってもいいけど、
1つ聞きたいことがある。バーベナはどうなっちゃったの…?」
死雫「先にエスケープに招待したよ。」
ブラッディー「安心して!キミもエスケープに行くんだから
きっとその子に会えるよ!」
スカビオサ「…行くよ、エスケープに。」
ブラッディー「やったね!」
ボクはエスケープに行くことにした。
この裂け目をくぐった先がエスケープらしい。
ボクは裂け目をくぐる。
死雫「それじゃあ、精々頑張って生き延びるんだよ。」
裂け目をくぐった先は…なんか草とかが
ぐちゃぐちゃした場所だった。そして、目の前にいたのは…。
バーベナ「…スカビオサ?」
スカビオサ「?!バーベナ…?」
バーベナ「…死んじゃったんだ…でも会えて嬉しいよ!」
バーベナは悲しいはずなのにボクを悲しませないように
笑顔でそう言った。ボクは思わず泣いてしまった。
そして、バーベナを抱きしめる。
スカビオサ「…また会えて嬉しいよ。…あの時はごめんね。」
バーベナ「…守ってくれてありがとう…。」
バーベナと抱き合いながら、
涙を流しながら、しばらくそのままでいた。
今まで閲覧ありがとうございました!
本編の方もよろしくお願いいたします
(あらすじ欄にリンク貼ってます)
スカビオサくんの前世資料
https://50035.mitemin.net/i1132591/




